トランプの敵の肩を持ち、保守言論を“検閲”…ツイッター社の「神の手」実態!マスクの暴露で米国驚愕!
“Here we go!!”(待ってました)とイーロン・マスクがリツイートしたのは、ジャーナリストのマット・タイービ氏が公表した、数千件のツイッターの内部情報の抜粋だ。2020年の米大統領選前、現大統領であるジョー・バイデン民主党候補(当時)の息子ハンター・バイデンを巡る汚職記事の拡散を制限したという。今、米国政治で何が起こっているのか。実はこの政治的な動きが “大量解雇” につながっているようだ。みんかぶプレミアム特集「ツイッターの真実」第2回は国際政治アナリストの渡瀬裕哉氏が語る――。
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ツイッターがトランプの敵「バイデン」の “肩を持っていた”
イーロン・マスク氏がTwitter社を買収して以来、同社の従業員が大量解雇されたことが話題となっている。そして、その大量解雇された従業員などがキュレーション作業などを通じて、実質的に編集権を行使していたことが注目されている。さらに2020年大統領選挙時にTwitter社内で作成された、バイデン候補者(当時)の息子であるハンター・バイデンの醜聞の扱いに関する文書がジャーナリストによって暴露されたことを受け、マスク氏は法的なリスクはあるものの情報公開に踏み切る構えを見せている。ハンター・バイデンの疑惑を報じたニューヨーク・ポストの記事を、Twitterが意図的に拡散を制限する措置をとったという。
マスク氏は今年11月に実施された米中間選挙では共和党に投票することを呼びかけ、大統領選挙では共和党保守派のロン・デサンティス・フロリダ州知事を支持することを示唆している。その理由としては、現在の民主党があまりに左派的なイデオロギーに支配されるようになったことを挙げている。マスク氏の一連の発言からは、米国の政治バランスや言論空間の健全性を保ちたいという意図があるように見受けられる。