元夫と腕を絡める妻…Xmasにバツイチ女性から「1600万円住宅ローン」をプレゼントされた男性の悲劇
家は、人生の中で大きな買い物。林田健さん(仮名・38)は、自分が抱えてしまった住宅ローンを後悔している。
「私は自分が選んで建てたわけでもなく、住んでもいない家のローンを払い続けています。あの女とさえ出会わなければ…」
マッチングアプリで出会ったバツイチ女性と意気投合
周囲から、よく変わり者だと言われていた、林田さん。女性との交際はいつも長続きせず、過去の恋人とはみな、3カ月から半年ほどで別れていた。
「どんな人と付き合っても、普通の人だなって思っちゃう。頑張って話を合わせることが多いので、付き合うのが苦痛になってくるんです」
このまま、誰とも結婚しない人生もありかもしれない。そう思っていたが、親しい友人が次々と結婚していき、会える頻度が減っていったことから孤独を感じて、6年前、マッチングアプリを利用。生涯、添い遂げたいと思える相手を探すことにした。
だが、何十人もの女性と会ってもピンとこない。「あそこが気になっていて…」と、おしゃれな店の話をされたり、「ハマってるんです」とトレンドの漫画の話をされたりするたびに、この人も普通の女性か…と思い、気持ちが萎(な)えていった。
「私は世間で話題になっているものよりも、自分が好きだと思ったマイナー本や興味があるジャンルの話だけチェックしたいタイプ。いわゆる、量産型の女性とは話が合いませんでした」
やっぱり自分に合う人なんて、どこにもいないのではないだろうか。そう落ち込んでいた時に出会ったのが、2歳下の菊地亜希子さん(仮名・36)だった。亜希子さんは、バツイチ。金遣いが荒かった夫に付き合いきれず、話し合いを経て1年前に円満離婚したのだそう。
互いに読書が好きだったこともあり、初対面の日は本屋で待ち合わせることに。「どんな本読むんですか?」と健さんが尋ねると、亜希子さんは「私は感涙ものとかヒューマンストーリーはどこか冷めた気持ちになってしまうので、こういうドロドロした犯罪物が好きなんです(笑)」とスリリングなサスペンス小説を指さして笑った。
「実は私も彼女とまったく同じ心境で犯罪小説を好んでいたので、この人となら仲良くなれるかもしれない、仲良くなりたいと思いました」