200点から600,800,900に! TOEICレベル別「一夜漬け『神』勉強法」…短時間でスコアにコミット
英語習得を目指す社会人にとってまず指針となるのはTOEIC(国際コミュニケーション英語能力テスト)だが、そのTOEICで満点100回越えを達成したのが、ユーチューバーとしても知られる英語教育界のカリスマ、モリテツこと森田鉄也氏だ。「みんかぶプレミアム特集:非ネイティブのための最適英語術」第1回では、やる気さえあれば、例え200点台からでも900点を取ることが可能と言うモリテツ先生が「目からウロコ」のTOEIC得点アップ法を伝授する。
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TOEIC受験を続けているのは、これまでの英語教育へのアンチテーゼ
日本人は国際的にも英語力が低いとよく言われます。私は韓国に留学していたこともあるので実感できるのですが、韓国人は日本人に比べて断然、英語の学習意欲は高いし、TOEICにも熱心に取り組み、高い得点を上げる人も多い印象です。なぜなら彼らにとって英語力は、就職活動にも昇進にも直結するし、自分の人生を左右する重要なスキルだからです。だから必死で勉強するし、とにかく大量の問題を解いていきます。
それに比べて日本人は、英語を習得しようと思っても、すぐにあきらめてしまう人が圧倒的に多い。TOEICで言えば、990点満点中の600点突破あたりが最初の壁になりますが、その前にほとんどの人があきらめてしまいます。英語を教える身としては忸怩たる思いですが、それが現実です。
なぜ、僕が英語の講師となってからもTOEICを毎回のように受けているのかというと、日本で出版されている多くのTOEIC参考書が、実は試験も受けたことのないような先生が書いているものだったからです。どこそこ大学の名誉教授が試験には出ないような英語を解説していたり、受けたことがあっても10何年も前のことだったり。
TOEICには一定の出題パターンがあり、そのうえで時代とともに出題傾向が少しずつ変わっていきます。TOEICの出題傾向が分かっていない人が書いた参考書は、とても役に立つとは思えないものが少なくありませんでした。教える側が最新のTOEICを受験していなければ、効果的なTOEIC対策など教えることができないのではないかと思ったのです。