【年収別東大合格プラン】わが子4人全員合格…佐藤ママ「学問に王道はないが、受験には王道がある」第2回

　「東大を目指すのなら12歳までが肝心」と話すのは、我が子4人を東京大学理科3類に進学させた佐藤ママこと、佐藤亮子氏だ。

　それでは、12歳までにどんな準備が必要なのか。そして、どれだけ教育にお金はかかるのか。この連載では、子どもが0歳から18歳までの間に東大合格へ向けて親がするべきポイントと心構え、その費用についてお聞きした。第2回は、6歳から12歳までの小学校時代について。全3回連載の2回目――。

【年収別東大合格プラン】わが子4人全員合格…佐藤ママ「東大合格に向けた６歳までにするべき準備」第１回

【年収別東大合格プラン】わが子4人全員合格…佐藤ママ「もう一度考えてほしい奨学金の甘い誘いと、子どもの将来」第3回

東大を目指す王道は中高一貫校への進学

――第1回では、小学校入学までについてお聞きしましたが、小学校における大きな教育イベントとしては中学受験があります。東大合格という目標においては、やはり中学受験は必要でしょうか。

　東大を目指すということであれば、中学受験をした方が合格率は格段に上がると思います。学校にもよりますが、東大合格者をある程度輩出している中高一貫校の方が、やはり周りに東大を受けたいと言う友だちが沢山いますので、東大を目指すこと自体が普通になります。

　「東大に行くのは雲の上の人」という意識ではなく、身近な先輩が行くと「東大って意外と行けるものなんだ！」と思えるようになる。その意識はとても大事だと思います。

――周囲の環境によって本人の意識が、東大を目指すように変わるということでしょうか。

　変わりますね。空気感というのはすごく大事ですので、東大に行きたいのであれば、そうした中学校を目指すのがベスト。我が家の場合、特に目指す大学は決めていなかったので、灘に進学していなかったら東大理3は受けなかったかもしれませんね（笑）。

中学受験は最新の情報を把握しているプロに任せる

――では、中学受験をする場合は、専門の進学塾に行くことは必須でしょうか。