妻が同じ幼稚園の男と”泥沼ダブル不倫”…娘から真相を知った仕事一筋夫と衝撃的な慰謝料額
「本当にびっくりしました。まさか、自分の妻が不倫していたなんて…。うちにかぎってはないだろうと思っていました。しかも、誤魔化し方が汚くて心底、幻滅しましたね」
そう語る岡田勇気さん(仮名・36)は3カ月前、妻・紀子さん(仮名・34)の不倫を知り、驚愕。我が子を利用した不倫の仕方に激怒し、妻への気持ちがすっかり冷めてしまった。
誰とでも仲良くなれる社交的な妻が自慢だった
勇気さんと紀子さんは友人の紹介で出会い、5年前に結婚。勇気さんは自分とは違って、明るく社交的な紀子さんを交際当初から尊敬していた。
「僕は口下手なタイプですが、妻は真逆。一見、クールに見えるのに初対面の人ともすぐに仲良くなり、知らないうちにどんどん交友関係を広げていく。すごいなと、いつも思っていました」
紀子さんは結婚を機に、慣れ親しんだ土地を離れ、勇気さんの地元へ。
「僕の地元は田舎なので、近所付き合いも結構あります。いくら社交的とはいえ、やっていけるだろうかと心配していましたが、数日で近所の人と打ち解けていました。野菜や手作りのお菓子を、よくもらっていました」
紀子さんは外での愛想がいいだけでなく、家の中でも明るく、朗らか。家に明かりを灯してくれる太陽みたいな妻を勇気さんは心底、愛していた。
「だから、2年前に娘が産まれた時は嬉しかったです。こんな素敵な女性との間に授かった子なんだから、絶対に大切にしようと心に誓いました」
それまで勇気さんは家庭での時間をつくるため、残業をセーブしていたが、我が子が産まれたことにより、心境が変化。もっとお金を稼いで、愛する女性と娘に何不自由ない生活をさせてあげたいと思うように。そこで、積極的に残業を引き受け始めた。
育児と家事に疲弊する妻のSOSを軽くあしらってしまった
しかし、勇気さんのその頑張りが夫婦仲に変化をもたらすきっかけとなる。残業が多くなったことによって夫婦の時間が持てなくなり、紀子さんに家事と育児の負担が重くのしかかってしまったのだ。
「交際中も滅多に喧嘩したことがなかったのに、頻繁に言い争うようになりました。だから、早く帰宅するように努めましたが、その頃、僕はすでに社内で “残業を言いつけやすいヤツ” になってしまっていたので、上司から頼まれることが増え、断ることができなくなっていました」
体も心も、もう限界。「私もひとりになれる時間が欲しい」。やがて、紀子さんは、よくそんな言葉を口にするように。しかし、その訴えを勇気さんは「努力するよ」の一言で、いつもなだめた。
「紀子は出産前に勤めていたパートを辞め、専業主婦でした。だから、心身の疲労を訴えられても、仕事をしているわけではないんだし…と正直、冷ややかな視線を向けたこともありました」
勇気さんが勤めている会社には、シングルマザーの正社員がいたため、そういう人に比べれば育児と家事だけに専念できる妻は過酷な状況ではないし、子どもが眠っている間に自分の時間を持つことだってできるはずだと思った。そのため、勇気さんは妻のSOSを軽くあしらい続けたという。
すると、次第に紀子さんは勇気さんに愚痴をこぼしたり、助けを求めたりしなくなった。それを勇気さんは「やっと子育てに慣れてきた」と思い込み、安堵したという。
美に無頓着だった妻が化粧品にこだわり始めた
それから月日は流れ、娘さんは幼稚園に入学。子どもが産まれる前のような仲良し夫婦には戻れなかったが、勇気さん夫妻はそれなりに穏やかな日々を送っていた。
「若干、僕への風当たりが強いと感じることはありましたが、子どもが産まれると、女性は夫よりも我が子を優先するようになると周囲も言っていたので、我が家もそんな感じになったんだろうなと思っていました」
しかし、そんな日常に小さな変化が。娘さんが幼稚園に入学し、半年ほど経った頃、勇気さんは、なんとなく妻の雰囲気が変わったと思うようになった。
「どこが変わったのかを言葉にするのは難しいんですが、なんとなく綺麗になったなと思ったんです。それに、今までは化粧品なんて安いものでいいと言っていたのに、こだわるようになって。お小遣いの増額も要求してくるようになりました。それも数万円単位で。何かおかしいなと思ったんです」
一体、どんな心境の変化があったのだろうか。疑問に思い、紀子さんに尋ねてみると『いつまでも綺麗なママでいたいから、アンチエイジングに力を入れ始めた』と言われたそうだ。
「僕は最初、その言葉に納得してしまったのですが、金額的に家計を苦しめるようになってきて、複雑な心境でした。より仕事に精を出そう、と思えたのはよかったのですが…」
だが、その3カ月後、妻が美容に力を入れ始めた本当の理由が判明する。
娘から「あのね、ママ、〇〇くんのパパにいじめられてたの」と衝撃告白
事の発端は、ある日の夕食後に娘さんから友達の家に遊びに行った話を聞かされたことだった。
「娘は同性よりも異性と気が合うようで、男の子の友達が多くいました。その日も、妻と共に我が家からほど近い男の子の家に遊びに行っていたようです」
YouTubeや好きなアニメを見て、楽しかった。部屋の中でかくれんぼをしていたら、すぐに見つかってしまった。リビングで、そんな微笑ましい話に顔をほころばせながら耳を傾けていると、突然、娘さんは母親がキッチンにいることを確認した後、「内緒のお話がある」と耳元に口を近づけてきた。
どうしたのかと尋ねた次の瞬間、耳に飛び込んできたのは衝撃的な言葉。
「あのね、今日、ママ、Bくんのパパにいじめられてたの。泣いてるみたいだったから隣のお部屋に見に行ったら、Bくんのパパ、ズボン脱いでたんだよ! 恥ずかしいよね」
娘に聞こえたのは、おそらく行為中の声だったのではないか。そう感じ、「ママは、その後なんて言っていたの?」と尋ねると、娘さんは「パパには言っちゃだめだよって。だから、おもちゃを買ってもらったの。でも、いじめはダメだよね!」と誇らしい顔で真実を打ち明けた。
「それを聞いて、ああ、前戯をしてたんだろうなと確信しました。子どもがいる前で喧嘩はしたくなかったので、子どもが寝た後、妻に娘から聞いた話を伝え、どういうことなのかと尋ねました」
不貞行為を働いた妻に多額の慰謝料が請求される可能性は非常に高い
紀子さんは「そんなことはしていない。全部、あの子の作り話」と笑った。けれど、信じられないと思った勇気さんは、スマホを見せるように要求。すると、紀子さんの顔から笑顔が消えた。
「最初、プライバシーの侵害だと拒否されたので、じゃあ、僕のも見せるから交換しようと言い、手渡しました。そのまま数十分、妻は硬直していましたが、逃げられないと観念したのか、ようやくスマホを渡してきました」
初めて見た妻のスマホにはセックスの感想を伝え合うLINEのトークやツーショット写真など、不倫の証拠がたくさん。それを提示し、どういうことなのかと問い詰めると、紀子さんは幼稚園の送迎を機に不倫相手と仲良くなったことや、子どもを連れて家に行き、何度かセックスをしたことを白状。
「不倫相手は求職中で奥さんが働きに出ていたので、日中に不貞行為ができたようです。『子どもをダシに使って何しているんだ』と思い驚き呆れた後に、すぐ込み上げてくる怒りで震えました」
「お前たちが、くだらないセックスにふけっている時に、もし子どもたちが怪我とかしたらどうするんだよ。それに、子どもに見られるかもしれないのに、よくできたよな。教育に悪いとかは考えなかったのか。増やしてやった小遣いも不倫のために使っていたと思うと余計腹が立つ」
勇気さんが、そう責めたてると、紀子さんは「今更、子どもの教育が…とか虫がよすぎる。仕事ばかりで、私を助けてくれなかったし、娘のことも任せっきりだったじゃない」と激怒。
「僕は妻が育児や家事の愚痴を言わなくなったのを、慣れた証拠だと思っていましたが、無駄だと分かったから言わないようになっただけだと言われました。不倫相手は、そういう悩みを受け止め、一緒に考えてくれた。だから、居心地がよかったのだと」
それを聞き、勇気さんは過去に自分がしてきた行動を深く反省する。しかし、不倫されたという事実を許すことはできず、その場で紀子さんに「離婚してほしい」と告げた。
「意外にも、妻は嫌だと言いました。私にも悪いところがあったから、もう一度やり直そうよって。でも、僕は無理でした。子どもより、自分の快楽を優先できることが気持ち悪くて」
勇気さん夫婦は現在、離婚協議中。勇気さんは再構築をしたいと訴える妻の要求を突っぱね続けている。
紀子さんが不貞行為を働くきっかけとなったのは勇気さんであるとはいえ、不貞行為をしたのは紀子さん側であること、また、その証拠写真がLINEのトークに残ってしまっていることなどから、紀子さんが多額の慰謝料を支払うことになる可能性は高い。妻が不貞行為を働いた場合の慰謝料の相場は、一般的に150万円〜300万円と言われている。
「やっぱり裏切られたことが許せない。それに、妻は社交的な性格だからこそ、再構築したら、子どもの成長によって新しい人間関係が築かれるたびに、同じようなことが起こらないか心配になると思うんです。好きでたまらなかった社交的な性格が、こんな風に嫌いな理由に変わるなんて思ってもみませんでした」
育児と家事をワンオペでこなさなければならず、SOSを夫に無視され続けた紀子さんの苦しみや悲しみには、たしかに同情する部分がある。だが、それは我が子を利用して不倫にふけっていい理由にはならない。
自らの満たされなさを埋め合わせるために「ちょっとした火遊びのつもり」で不倫を始め、そのために数万円ばかりお小遣いの増額を要求した紀子さんだったが、その代償はとてつもなく大きなものになってしまった。専業主婦になってからキャリアにだいぶブランクが空いてしまっている紀子さんが、現在の生活水準を維持できる会社に再就職できる可能性は、絶望的だ。
それだけではない。いざ離婚となれば、親権争いにもなる。これまで育児を主に担ってきたのは紀子さんとはいえ、不倫を知った娘さんが「お父さんと暮らしたい」と望めば、紀子さんが親権を獲得できない可能性もある。
今回の悲劇によって一番傷ついているのは娘さんだ。だからこそ、勇気さん夫婦には将来、娘さんが「私の一言によって両親は離婚してしまった…」と自分を責めることがないよう、我が子の幸せを最優先に考え、大人の問題に決着をつけてほしい。