12歳年下の狂気妻が包丁片手に夫の貯金を浪費しまくり…夫は隠れて株投資で貯蓄の毎日、それでも離婚できない理由
「いつまで我慢する生活を送ればいいのか、苦しくなります。離婚したいのにできないのが辛い。なんで、こんなやつと結婚してしまったのか…と自分を責める毎日です」
そう語るのは、先月40歳を迎えたばかりの橋本和則さん(仮名)。和則さんは独身時代からコツコツ溜め込んでいた貯金を妻・未希さん(仮名)に使いこまれ、途方に暮れている。
専業主婦の妻が勝手に夫の貯金を使いこみ。その衝撃の金額とは
和則さんが未希さんと結婚したのは、2年前のこと。奥手で、なかなか出会いのチャンスに恵まれなかった和則さんは、同僚が利用して結婚まで行きついた結婚相談所に登録。そこで、未希さんと出会い、退会後、半年間の交際を経て結婚に至った。
実は未希さん、12歳下の若妻。気が強い一面はあったものの、同い年の女性にはない無邪気さや初々しさがかわいく見え、和則さんは交際当初から未希さんを甘やかし続けた。
「ねだられたら、ちょっと高いなと思ってもブランド品を買ってあげていました。いつも、全力で喜んでくれるので、その姿を見たい一心でしたね」
こんなかわいらしい女性と結婚できることは、もうないだろう。だから、妻になってくれた、この女性を大切にし続けよう――。そう思い、結婚生活では未希さんからのお願いは基本的に何でもOK。
結婚後、「専業主婦になりたい」と言われた時も、和則さんは「いいよ」と了承した。
「結婚当初、未希はパートをすると言い、薬局で働いていました。でも、人間関係が上手くいかなかったみたいで…。長く働いている人にネチネチ嫌味を言われるのが辛いからやめたいと言ってきたんです」
妻には家のことをやってもらって、自分は一生懸命働こう。そう、ひそかに誓った和則さんは、勤務先の工場で夜勤をしたいと願い出て、収入を上げることに。未希さんは、そんな和則さんを「いつも、ありがとう。お疲れ様」とねぎらってくれた。
だが、2カ月後、未希さんに変化が。家事を一切してくれなくなったのだ。
「今までは疲れて帰ってきた時、玄関を開けると食事のいい香りが漂ってきて、癒されていました。でも、働かなくなってから妻は料理を作ってくれなくなり、1日中スマホを見て、ネットショッピングをするようになったんです」
家にはほぼ毎日、未希さんが頼んだ大量のコスメや洋服が届くように。働いていないのに、なぜこんなにも買えるのだろうか。そう疑問に思ったため、尋ねると、未希さんは「独身時代に貯めたお金がある」や「実は毎月、親が生活費を3万円くらい振り込んでくれているから、その一部で買っている」と返答。
それならば、お礼を言わなければ…と思い、和則さんは翌日、仕事の休憩中に未希さんの実家に電話をかけた。しかし、返ってきたのは「あれ? そんなもの送っていませんよ」という意外な返答。
そういえば、俺の通帳は未希に預けていて、暗証番号も知られている…。そう気づいた和則さんは胸騒ぎを覚え、急いでATMへ。1万円を引き出し、出てきた残高履歴を見た時、唖然(あぜん)とした。
「独身時代からコツコツ貯めていた貯金が600万円ほどあったのに、180万円まで減っていたんです。未希は俺の貯金を使い込んで、欲しいものを買っていたんです」
離婚を切り出すもDVされて断念…
帰宅後、和則さんは残高履歴を見せ、未希さんを詰問。すると、未希さんは悪びれることなく、「そのことね! 言おうと思っていたんだけど、タイミングを逃しちゃって(笑)。貯金は夫婦の共有財産でしょ? 私が好きに使ってもいいよね」と言ってきた。
当然、和則さんは激怒。「だったら、未希の貯金を俺が使ってもいいよね」と言った。
「そしたら、未希は逆切れ。『は? 何言ってんの? 男のくせに、妻の貯金使うなんて最低じゃん。私は専業主婦で収入がないけど、欲しいものはある。それを夫のお金で買うことの何が悪いの?』と意味の分からないことを言ってきました」
こんな人だとは思わなかった。俺はもしかしたら、金目当てだと思われているのかもしれない。一刻も早く、こいつから逃れなければ…。そう思った和則さんは、「こういうことが一度でもあると、もう信頼できないから夫婦でいられない」と離婚を切り出した。
ところが、その言葉を聞いた途端、未希さんは和則さんの頬を何度も平手打ち。テーブルにあったマグカップで和則さんの頭を殴りもした。
「女性に手を出したくはなかったですし、俺がもし暴力を振るったら、余計にややこしいことになりそうだと思ったので、ひたすら逃げに徹しました」