浮気夫の給料は全額趣味…「生活費はなけなしの原稿料だけ」30代ライター女性が間女に夫を押し付けたマネー計画
夫と離婚したい。そう思っていても、金銭的に不安があると、別れに踏み切ることがなかなかできないだろう。専業主婦だった安西千恵美さん(仮名・38)も、そのひとりであった。
しかし、千恵美さんはフリーライターになり、自立への一歩を踏み出すことに。その先で意外な真実が明らかになり、夫から慰謝料や養育費をもらい、離婚することができた。
妻に構ってもらえず、夫が浪費をするように
千恵美さんは4年前、5歳下の夫・博之さんと結婚。構ってほしがりな博之さんにうんざりすることもあったが、「年下っぽくてかわいい」と受け止め、幸せな結婚生活を送っていた。
しかし、そんな生活は我が子を授かったことを機に変化していく。当時、千恵美さんは食品加工工場に勤めていたが、妊娠によって働き方を見つめ直すことにした。
「私は昔から体が弱く、体力的に育児と仕事を両立できないと思ったので、ある程度、子どもが大きくなるまでは育児に専念したいと考え、専業主婦になりたいと夫に相談しました」
すると、博之さんは「千恵美が楽になるなら」と、専業主婦になることを了承。だが、この決断を後に千恵美さんは後悔する。
出産後、千恵美さんは我が子のかわいさに夢中になり、博之さんと過ごす時間より、子どもとの時間を優先するようになった。すると、博之さんは妻に構ってもらえないストレスから、浪費をするように。
「夫はスマホゲームに毎月10万円ほど課金していて、その金額の大きさに驚かされました。私に隠れて、オンラインで競馬も楽しんでいて、クレジットの支払い履歴を見て、それを知った時には愕然(がくぜん)としました」
こんな生活を続けていては、我が子の未来が危ない。そう考え、子どものために貯金をしたいと相談したが、「だったら、俺は仕事の疲れを何で癒せばいいんだ!」と激怒され、聞く耳を持ってもらえなかった。
当時、博之さんの給料は手取りで22万円ほど。貯金どころか、毎月赤字であったため、生活をなんとか立て直さなければと考え、千恵美さんは在宅でライターの仕事を始めることにした。