料理の8割腐ってたプノンペン「京都」、バンコク「北京飯店」…アジアの場末の日本食堂に溜まる本当にヤバい貧乏日本人旅行者たちの素性
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「安かろう、悪かろう、それでもよかろう」な店
海外に長くいて恋しくなるものと言えば、ラーメンだのカツ丼だの、日本で食べ慣れた故郷の味。
昨今の円安と物価上昇で、海外では気軽に食べられないイメージの日本食だが、安い店が消え去ったわけではなく、丹念に探せばお手頃価格の店もまだ見つかる。ただ、秒速で情報が拡散するネット時代、90年代に幅をきかせていたような「安かろう、悪かろう、それでもよかろう」的なお店はめっきり見かけなくなった。