なぜサピックスではなく「日能研と四谷大塚」なのか…低ストレス、低コストで御三家も行ける「伸びる、伸びない子の特徴」
「中学受験をさせたいけれど、サピックスや早稲田アカデミーは少しハードルが高い」
「わが子の可能性を無理なく伸ばしてほしい」
「トップ校を無理に狙わなくても良い」
そんな家庭におすすめしたいのが、日能研・四谷大塚だ。
社会人講師が丁寧にサポートし、中堅校から難関校まで幅広く合格者を出している両塾の特徴と利点を中学受験の大手塾の特徴と選び方について人気中学受験YouTubeチャンネル「ホンネで中学受験」発起人であり、現役の中学受験塾講師、家庭教師でもあるユウシンさんに語っていただいた。短期連載全2回の第2回。
目次
緩やか、低ストレスな中学受験ならこの塾がおすすめ
中学受験で何がなんでも難関校を狙うとなると、やはりかなりのストレスがかかります。模試の判定に一喜一憂したり、組み分けテストでクラスの上下があったり、わからない問題に何度チャレンジしても解けなかったり。
小4から受験生活を3年間続けるのは、親子ともに相当な覚悟が要ります。お子さんによっては、小学生生活にいきなり中学受験という厳しい世界が入ってくることに戸惑ってしまうかもしれません。
そんななかで、進度がゆっくりな塾で少しずつ受験に慣れていく、無理なく中堅校を狙うという選択肢もあると思います。
そこでおすすめしたいのが、日能研と四谷大塚です。両塾とも中学受験特有の大変さはありますが、サピックスや早稲田アカデミーのようなアップテンポな受験ではないので、比較的負担少なめに受験ができるはずです。
難関校もちゃんと目指せる日能研…他塾に比べてリーズナブルなだけじゃない!日能研の魅力
日能研は全国に100校以上ある最大手塾です。校舎数が多いため通いやすく、校舎の内装は学校をイメージしたような作りになっています。価格も他塾に比べてリーズナブルです。
授業は経験豊富な社会人講師が行うのが特徴で、他塾と比べると進度が遅く、着実に理解してから進んでいくカリキュラムになっています。演習量に重きを置く方針ではなく、一度学んだことを何度も徹底的に復習して定着させるスタイルです。
四大塾の中では比較的サポートが手厚い塾です。4年生になると2週間に一度カリテ(学力育成テスト)があり、学習内容が身についているかどうかをその都度測るようなカリキュラムが組まれています。