祝・結婚!吉田豪、53歳にして訪れた人生観の変化「大好きなかわいい奥さんを大切にしていく」
7月30日、Yahoo!ニュースのトップを「吉田豪氏がミュージシャンの後藤まりこ氏と結婚した」という内容の記事が飾った。それを見て驚き、さまざまな反応を見せるファンが多かった一方、本人からは「入籍しました!」というXの書き込み以外、詳細が語られることはほぼなかった。みんかぶマガジンにその真意と、これまでの人生観を明かしてくれた。みんかぶプレミアム特集「世界・日本経済『大激変』」第6回。
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長年住んでいた家をすべて引き払い、一戸建てを購入
無理やり今回のテーマの「経済」に寄せますけど、最近結婚したことに伴ってボク自身の経済面に大きな変化が起きました。二人で住むための新居を探すこととなり、ほぼ書庫というか物置になっている電柱のビラ1枚で買った4000万円の中古マンション、配信用に20年以上使っているモノだらけの賃貸の仕事部屋、モノが多すぎてどっちにも居場所がなくなって生活のために借りたもう一つの賃貸の部屋、現状三つある家を統一させるというミッションが生まれたんです。
とにかくすさまじい数の本とかグッズが部屋に転がっているので、それなりの収納スペースとかなりの重さに耐えられるだけの強度が必要になってきます。実際、木造建築のウチの実家を3部屋書庫にしていたときは、重さで家がゆがみましたからね。だから鉄骨の一戸建てをまず探したんですけど、鉄骨で作られているのはマンションばかりで、一戸建ては木造ぐらいしか出てこないんです。中古の注文住宅では、かなりの数の本棚が設置されている立花隆の家とか水道橋博士の家とかも売りに出されてたんですけど、もちろんとんでもなく高いわけで。
買える範囲でくまなく探した結果、何とか見つかりましたが、それでも貯金がなくなるレベルのお金が飛ぶので、「捨てない」がモットーだったボクが多少はコレクションを整理しようと決意しましたよ。20年ぐらい読んでないレア漫画とかは、もっとそれを必要とするマニアが持ってたほうがいいんだろうなって。なので、これからヤフオクとかでいろいろ出品することになりそうです。
新居には「運命」を感じた
ちなみに家選びでもエピソードがいくつかあって、契約するとき宅建士の人の話を1時間ぐらい聞かなきゃならなかったんです。その日がめちゃくちゃ暑い日だったので不動産屋さんが気を利かせてクーラーをキンキンにしてくれてたんですが、寒い中で硬い椅子に長時間座っていた結果、ボクの腰が爆発して立てなくなり、悲鳴を上げながら崩れ落ちる展開に(笑)。翌日、ギュウゾウさんのイベントで8時間トークしたときは本当に死ぬかと思いました。
あとボクは勝手にいろんなことに運命を感じちゃうタイプで、買った家っていうのが表札の名前で検索したら色んな映画やテレビのプロデューサーをやってた人の家だったんですよ。不動産会社の人からは「残置物がありますので…」って聞いてて、下見したら映画フィルムや写真が大量に残されてたんです。「これから処分します」って言ってたんですけど、「いやいや、宝の山じゃないですか! なんなら残置物も込みでボクが引き取りますよ!」って、運命的なものを感じてそこに決めました。ちゃんとモノを減らして本棚をきちんと並べられるチャンスができたと思ったのに、さらにモノが増える可能性も出てきちゃったという(笑)。