九州から東京に移り住んだ家族が浴びた“東京の洗礼”…『タワマンに住んで後悔してる』第1話

　夫の転勤で九州から東京にやってきた渕上家。選んだ住処は憧れのタワーマンションだった。九州で少年野球チームに入っていた小学5年生の一人息子・悠真は、東京でも野球チームに所属する。同じチームには、同じタワーマンションに住む堀家、滝本家の子どもの姿もあった。

　しかしのびのびと野球をやらせていた九州時代とは大きく異なる勉強重視の環境に、渕上家の妻・舞は少なからぬ当惑を覚える。これが東京の“当たり前”なのか……？

　さらに同じタワマンに住む堀家のセレブ妻・恵からのささいな攻撃や、仕事ばかりで育児に携わろうとしない夫など、舞の小さなモヤモヤは膨らんでいく。

　憧れの象徴とも言えるタワマンに住む3家族の様子を描くことで、現代社会が抱える“闇”をもあぶり出す、『タワマンに住んで後悔してる』の第1話。大ボリュームでお届けします。

※本記事は窓際三等兵原著、グラハム子著『タワマンに住んで後悔してる』（KADOKAWA）を抜粋したものです。

第2回：地方から出てきた専業主婦が、同じタワマンのセレブ妻とバリキャリ妻に抱く嫉妬の感情…『タワマンに住んで後悔してる』第2話

第3回：どれだけ働いても、結局家事は女の仕事？バリキャリ妻が直面するイライラが止まらない日常…『タワマンに住んで後悔してる』第3話

第4回：育児に家事、これだけがんばっているのに夫は不倫？そんなとき、心の支えになる存在は…『タワマンに住んで後悔してる』第4話

第5回：タワマン低層階は貧乏人ですか？タワマン格差に悩む妻と、セレブ一家に起きた衝撃の出来事…『タワマンに住んで後悔してる』第5話

グラハム子著『タワマンに住んで後悔してる』（KADOKAWA）