BTSの長兄・JINの旅は終わらない「つらいこともあったけど、僕の知らない僕を見つける喜びもあった」ようやく叶う、7人が揃う日

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7人に戻るために「走り続けた」
大切な仲間が戻って来るまで、JIN(キム・ソクジン)は待ち続けた。
自分の為し得る限り。
『Run Jin』(『タリョラ ソクジン』・以下『走れソクジン』)はまさにその象徴だったように思う。
世界のBTSの長兄として恥ずかしくない活動を魅せ続けたJIN。ソロアルバム『Happy』リリース、パリ五輪聖火ランナー、世界的な宝飾ブランド、FREDのグローバルブランドアンバサダー、Netflix『キアンの破天荒ゲストハウス』など、挙げれば切りが無いほどに、まさに走り続けた。
J-HOPE(ホビ)の除隊後も2人で待ち続けた。大切な仲間が戻って来るまで、かつての7人、いや本来の7人に戻るために。
除隊後、JINはこう語っている。
「僕が幸せになるためには、ARMYのみなさんのための活動をし続けることが必要なのです」※1
「僕自身は普通の人で、特別な才能が備わっているとは思っていません。自分に与えられた役目をただ懸命にやってきただけ。そしてとてもいい人たちに恵まれて、よい結果を出せたのだと思います」※2
何が特別でなく、真摯に活動を続けた。みんなが戻って来るまで、ずっと。
それも、もうすぐゴールだ。
世界のBTSの長兄として
走り続けたJIN――『走れソクジン』が5月、ついに最終回を迎えた。