「Fラン大学」出身でも簡単に一発逆転できる…高学歴になって有名企業に就職できる学歴ロンダの究極裏ワザと、入りやすい大学院の実名リスト

「学歴フィルター」という言葉に代表されるように、現代の日本ではまだまだ就職や転職などにおいて学歴が重視されることも少なくないと言われる。人生の岐路で「学歴さえあれば……」と悔しい思いをした経験のある人も多いはずだ。結婚を考えた時にも、学歴がある程度以上の人がいいと思う人は、男女ともにいらっしゃる。
ところが学歴ロンダリングについて詳しい赤田総合研究所株式会社(赤田総研の赤田塾)の赤田達也氏は、「いわゆるFラン大学出身者でも、編入や大学院進学、通信教育、社会人入試などといった裏ワザを組み合わせることで高学歴になって一発逆転しやすい」と断言する。実際、赤田氏の指南する学歴ロンダリング手法を使ってGoogle、ゴールドマンサックス、マッキンゼーなどの超有名企業に就職・転職した例も枚挙にいとまがないと言う。いったいどういうことなのか。赤田氏に詳しく語ってもらった。みんかぶプレミアム特集「名門校の真価」第3回。
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「Fラン」出身から最短で一発逆転する方法…専門家「学歴ロンダは簡単(戦略的にやればそう難しくはない)」
「Fラン大学からでは、もうどうにもならない……」。そういうふうに、半ば諦めの境地にいたっている人たちを今まで大勢見てきました。学歴がないと、就職や転職でも不利になってしまうことが残念ながら少なくないですから、そう思ってしまうのも無理はないかもしれません。
しかし、「自分はFラン大学だから」と卑下したり諦めたりする必要はありません。いわゆる「低学歴」だったとしても、比較的簡単に高学歴を手に入れる道は確かに存在します。その鍵となるのが、大学編入や大学院進学です。大学の通信教育、大学の社会人入試をうまく使う手もあります。自分の能力、学力を客観的に考えて、戦略的にやればそう難しいことではありません。
大学院と聞くと難しそうに感じるかもしれませんが、決してそんなことはありません。実を言うと、大学院入試は比較的高学歴な大学でも「面接のみ」で入れるところがあるなど、かなり自由度が高くなっており、場合によっては高卒でも入学を許可してもらえることがあります。
社会人なら学歴ロンダリングの「本命」で一気に人生逆転
効率よく学歴ロンダリングできるのが「大学院進学」という方法です。特に、現在の収入や仕事に満足できず、キャリアチェンジを考えている人にとっては、魅力的な選択肢となるでしょう。
大学院進学であれば、「東大(院)卒」になるのもさほど難しいことではありません。これまで多くの方に大学院受験指導をしてきて、東大大学院には100人以上送り出してきましたが、その中には「Fラン大学」出身の人もいます。「Fラン」の人は、あいだに編入をはさむなどの工夫をすると、MARCHがゴールでなく、東大をゴールとすることもしやすくなって来ます。
大学受験のように、大学院には偏差値がないために、難易度は何とも言いにくものがあります。東大にしては楽、東工大(東京科学大学)の穴場、一橋の穴場、外部から入りやすい早慶、外部生の受け入れが少ない早慶、チャンスが大きいMARCH、なかなか入れてもらえないMARCHなどがありますので、法政に落ちたけれど、東大の大学院には合格したという結果も起こるのが大学院入試です。
大学院には、社会をよくする研究をする大学院と、社会を勝手に変える権利はない、と思っている大学院がありますし、資本主義を推進する大学院、資本主義に反対する大学院、などいろいろなタイプの大学院があります。
例えば、過疎化する地域を活性化するために、地元の文化を使って観光を活性化したいと言うと、それは大事だね、と行ってくださる教授もいますし、金儲けのために文化を勝手に編集することは許されるのか?であるとか、観光客が押しかけてきたら住民の生活がおびやかされるので、勝手に社会を変えるのはよくない!と怒り出す教授もいらっしゃいます。
社会人の人は、自分の仕事経験から考えたテーマを作って、考えが合う大学院を受けるといいですね。そもそも、大学の学部は、知らないことを吸収する「勉強」の場であり、大学院はある程度勉強した人が解明したいテーマを探求する「研究」の場です。学部と大学院の違いを理解して、受験していくことが大切です。このことを理解しないで受験している受験生は実は多いです。ご注意を。
教授にはいろいろな考え方の人がいますし、学生が多くても少なくても給料が一緒のために、受け入れる大学院生は少ない方がいいと思っている教授が少なくない(多い)ので、どこを受けるか、併願するかはとても大事です。場違いなところを受けると、地獄のような雰囲気の面接になりがちです。これは就活の面接、転職活動の面接と似ています。
「面接だけでOK」な大学院も 大学院入試の緩い実態
実は、大学院入試は通常の学部の入学試験よりもずっとハードルが低いケースも多く、学歴ロンダリングにはうってつけです。たとえば、一橋大学の大学院の一部では、面接のみで選考が行われる場合があります。これは、筆記試験に自信がない人にとっては大きなチャンスと言えるでしょう。面接だけの大学院入試は、東大、一橋、早稲田、慶應とみんなあります。大学院受験は情報戦です。
入試科目は、
・英語の筆記、専門科目、面接
・TOEFLやTOEIC、専門科目、面接
・TOEFLやTOEIC、小論文、面接
・TOEFLやTOEIC、面接
・小論文、面接
・面接のみ
きちんと自分に合った入りやすい大学院を選び、最低限の対策さえすれば、Fラン大学出身から高学歴にアップデートするのは多くの人の想像以上にできるというのが実態だと言えるでしょう。
偏差値35の大学からあの大学に!?そして中堅損保へ
私が実際に見てきた学歴ロンダリングの事例をいくつかご紹介しましょう。大学院受験指導をする私の元にやってきたある学生は、都内にある偏差値がいわゆるボーダーフリーから35程度の大学に通っていました。ところが私が選定した比較的入りやすい早稲田大学院のとある研究科に進学。その後見事に中堅の損害保険会社への就職を果たしました。
また、日東駒専の大学を卒業した後とある生命保険会社で出世の見込みもなく小さな営業所で冷遇されていた男性は、学歴ロンダリングで人生を変えることを決意。早稲田大学の大学院に進学し、その後新たに手に入れた学歴を武器にリクルートに転職を決め、バリバリと活躍しています。
偏差値40から一念発起で一橋大学院へ!?3年目で年収750万円と大勝利キャリア
首都圏のとあるマンモス大学で偏差値40程度の学部に通っていたある女性は、就職活動がうまくいかず、つまずいてしまいます。しかしそこで一念発起して、一橋大学の大学院に進学。見事、国内大手自動車メーカーへの就職を掴み取りました。入社3年目で年収750万円に達したというのですから驚きです。
都内からほど近い場所にある偏差値50程度の中規模大学に通っていた女性は、大学院で学歴をアップデートすることを決心し、東大院の比較的入学しやすい研究科に狙いを定め、スムーズに合格。その後Googleに新卒入社をしていました。同じGoogleに入社した人は他にもおり、他大学の文学部から、慶應の文理融合の大学院に進学して理系っぽいイメージを形成して内定をいただいた女性もいました。
その他、日東駒専から早稲田にステップアップしてプライスウォーター、中堅大学から早稲田にステップアップしてアクセンチュア、大東亜帝国レベルから早稲田にステップアップしてプルデンシャル、FランからMARCHにステップアップしてトップ玩具メーカー、高卒からMARCHにステップアップして東証上場の不動産会社、中堅女子大学から一橋にステップアップして7大商社、美術大学から慶應にステップアップして世界的金融機関などほんとうに多様な人たちが人生を変えています。
定年退職後、東大院を出て資産管理会社の社長に…驚きの学歴ロンダリング
学歴ロンダリングで成功しているのは、何も若い人たちだけではありません。不動産会社で定年まで勤め上げたある男性は、定年退職後に再雇用されて働いていましたが、給与は下がり、仕事もやりがいのないものに変わって、満足とはほど遠い生活を強いられていました。
私の元を訪ねてきたその男性は、短期間の準備を経て、東大の夜間の大学院に見事合格。「東大院卒」の肩書を武器に、その後なんと資産管理会社の社長にまで上り詰め、今は悠々自適の暮らしを送っています。
その人は、もともとものすごく高学歴だったというわけではなく、本人曰く特段優秀だというわけでもありませんでした。しかし大学院進学で学歴ロンダリングをすることで、人生が文字通り一変したわけです。