ガクチカで企業が本当に評価している“4つの能力”の正体とは…「牛丼屋のバイト」エピソードでごく普通の学生が総合商社に受かったワケ
2027年卒の就職活動が本格化する11月。周囲から早期内定の声が聞こえ始め、焦りや不安を感じている学生は少なくないだろう。しかし、「就活の名人マガジン」を運営し、「就活の名人」として数多くの学生を支援してきた菊池英夫氏(@meijin_job)は、「11月の今から準備を始めても、優良企業の内定を勝ち取ることは十分に可能だ」と断言する。
かつて「就活全滅」という挫折を味わい、その泥臭い経験から「逆転内定」の奥義を導き出した同氏が、希望企業から内定を勝ち取るために今から27卒就活生がやるべきことを徹底解説。多くの学生が失速する“魔の11月”をいかに乗り越え、SPI、ガクチカ、企業選びといった具体的な課題をどう攻略すべきか、そのすべてをたっぷりと語っていただいた。全5回の第4回。
※この記事は、みんかぶプレミアム連載「27卒就活、これだけやればうまくいく――逆転内定の勝ち取り方」の一部です。
目次
SPIの“システムの穴”を突いた最強の裏ワザ
SPI対策の最後に、少し裏ワザ的なテクニックを一つ。それは、「短期間に集中して何社も受ける」という方法です。
実は、SPIの問題は、ある程度の問題プールの中からランダムで出題されており、使い回されているケースが少なくありません。つまり、昨日受けた企業で出た問題とそっくりな問題が、今日受ける企業でも出題される可能性があるのです。
人間の記憶はすぐに薄れてしまいますが、例えば1週間のうちに集中して4〜5社受けてしまえば、「あ、この問題、一昨日やったやつだ!」と解法を思い出し、スムーズに解答できる確率が格段に上がります。
これは、短期的にスコアを底上げする上で非常に有効な戦術です。本命企業の選考が迫っている時などに、ぜひ試してみてください。
ガクチカで落ちる人が致命的に勘違いしていること
ESや面接で必ず問われる「学生時代に最も力を入れたこと」、通称「ガクチカ」。多くの学生が、「自分には話せるような凄い経験がない…」と頭を悩ませる、最大の難関の一つです。
しかし、断言します。ガクチカに、凄い経験は必要ありません。 大切なのは、経験の大小ではなく、その経験から何を学び、どう行動したかという「プロセス」を語ることです。