インターン無双の就活生が本選考であっさり“捨てられる”残酷な理由を識者が激白 インターンと本選考で起きる「評価軸の大逆転」の正体とは
2026年の幕開けとともに、27卒の就活はいよいよ「本番」を迎える。「本選考まではまだ時間がある」と正月気分でいる学生に対し、カリスマ就活生の吉野はるか氏(@haru_x2026)は「この1月こそが勝敗を決する最後の分水嶺だ」と厳しく断じる。同氏によれば、すでに半年以上の就活戦歴を持つ猛者たちがひしめく中で、早慶MARCH層がこれから大手の内定をもぎ取るには、無駄な対策をやめてリソースを一点集中させる必要があるという。
本稿では、インターン経験者が陥る「本選考の罠」と、その回避策を同氏が徹底解説。OB訪問を「0.5次面接」に変える裏技から、無属性の文系就活生が狙うべき穴場企業の詳細まで、レッドオーシャンを勝ち抜くための現実的な「生存戦略」を余すところなく語っていただいた。全5回の第5回。
※この記事は、みんかぶプレミアム連載「27卒就活、これだけやればうまくいく――逆転内定の勝ち取り方」の一部です。
目次
“なんとなく”合同説明会に行く学生はただの「養分」だ
就活において「何をするか」と同じくらい重要なのが「何をしないか」です。効果の薄いアクションに時間を割いている暇はありません。私が考える「優先度の低いもの」、それは「合同説明会」と「自己分析」です。
まず合同説明会。大きな会場に何十社も集まってブースを出すあれです。自分の本命企業が出展していて、そこでしか聞けない話があるなら行く価値はあります。しかし、なんとなく「いろんな企業が見れるから」という理由で行くのは、時間の浪費です。
そういったイベントの多くは、学生を集客するために人気企業の名前を借りますが、実際は人気企業のブースには人が溢れて話も聞けず、結局スカスカの不人気企業のブースに強引に座らされて、興味のない話を聞かされる羽目になります。これは、主催会社が学生を「養分」として不人気企業に送り込むビジネスモデルだからです。そんな茶番に付き合っている暇があったら、一社でも多くOB訪問のアポを入れるべきです。私がオススメする合同説明会の活用方法は「本命企業が参加する”オンライン開催”のものに参加する」です。オンラインであれば移動時間も節約できますし、前述したような「無駄な企業の話」を聞かずに済みます。自宅からルームウェアのままオンライン合同説明会に参加し、自分の本命企業だけカメラオフ・マイクオフで参加すれば十分です。
自己分析を“今すぐ後回し”にすべき決定的理由
次に自己分析。これも多くの学生が陥る沼です。「自分は何がしたいんだろう」「自分の強みってなんだろう」と、部屋に閉じこもってノートに向き合う。一見、就活らしい光景ですが、私はこれを「就活のようで就活ではない沼」だと断言します。
なぜなら、自己分析なんて選考に1ミリも直結しないからです。自己分析をどれだけ深めても、内定は出ません。「自分は三菱商事に行きたい!」という強固な意志(自己分析の結果)があっても、三菱商事の内定が取れなければ、それは単なる絵空事です。
自己分析は、内定が出揃った後にやればいいのです。手元にある複数の内定カードの中から、最後にどこに行くかを決める時、その時初めて「自分にとって幸せとは何か」を問えばいい。内定もない段階で、自分探しをしている場合ではありません。「俺が考える最強の内定先セット」を揃えるほど就活が上手く行くとでも思ってるんですか?
就活塾と情報商材の90%は「買う価値ゼロ」
自己分析は、やればやるほど視野が狭くなり、「自分にはこの業界しかない」「この職種しか向いていない」と思い込みがちになります。それは選択肢を狭め、自らの首を絞める行為です。そんな暇があるなら、とりあえず人気企業、待遇の良い企業を片っ端から受け、内定という「手札」を集めることに専念してください。自分の適性なんて、実際に働いてみないとわからないものです。机上の空論で悩むより、行動量を最大化しましょう。
それから、高額な就活塾や情報商材。これらも基本的には不要です。不安に付け込んで金を巻き上げるビジネスが大半です。「これさえ買えば内定確実」なんて魔法はありません。受験と違って就活には唯一解がないからです。先輩の成功法則が、後輩のあなたに当てはまるとは限らない。再現性のない個人の武勇伝にお金を払うくらいなら、美味しいご飯でも食べて英気を養ってください。もちろん、中には良質なものもありますが、それを見極める目がないのであれば、手を出さないのが無難です。私も就活界隈の番人として日頃からX(旧Twitter)で悪徳な業者を見つけては叩いています。それでも全てを駆逐することは難しい、就活ビジネスの闇は深いですよ。