AIに「9割任せる」勇気を持てば人生が変わる…AI時代に生き残れる人材になるために必要なスキルの正体 市場価値の高いビジネスパーソンに生まれ変わるには

「AIは期待外れだった」「自分でやったほうが早い」──かつてそんな失望を感じ、AIから離れてしまったビジネスパーソンは少なくないだろう。だが、株式会社Uravation代表の佐藤傑氏は、2026年の今、AIはすべてのビジネスパーソンにとって必須のスキルになりつつあると指摘する。
本稿では、最新モデル「GPT-5.2」や自律型エージェント「Manus」を駆使し、業務の9割をAIに任せるための実践知を同氏が公開。「プロンプト・エンジニアリングは死語になりつつある」と語る彼が提唱する「コンテキスト・エンジニアリング」の極意とは。スライド作成から人事評価、ファクトチェックまで、劇的な生産性革命を起こすための「AI活用の全技術」を余すところなく語っていただいた。全5回の第5回。みんかぶプレミアム特集「AIで稼ぐ『シン・仕事術』」第10回。
目次
「カスタムコネクター」で構築する理想のパーソナルAI環境
前回の記事では、コンテキスト・エンジニアリングの重要性について少しお話ししました。ここで便利なのが、ChatGPTの「カスタムコネクター」という機能です。
これは、GoogleドライブやGoogleカレンダー、Slack、Gmailといった外部のツールと、ChatGPTを直接つなぐ機能です。これを設定しておけば、いちいちカレンダーのスクリーンショットを撮って貼り付けたり、メールの文面をコピペしたりする必要がなくなります。
AIが自分からカレンダーを見に行って、「明日はAさんと会議ですね」と認識してくれる。Slackのやり取りを読みに行って、「最近プロジェクトBの進捗が遅れているみたいですね」と把握してくれる。
この状態を作ることこそが、これからのAI活用の本質です。
GoogleドライブをAIの“最強の脳”に変える方法
だから僕たちは、プロンプトを一生懸命考えるよりも、AIが情報を読み取りやすい環境を作ることに注力すべきなんです。
具体的に言えば、紙で資料を保存するのはもうやめましょう。AIは紙を読めません。データはすべてクラウド(Googleドライブなど)に保存する。そして、ファイル名をごちゃごちゃにせず、分かりやすく整理しておく。フォルダ構成をきれいにしておく。
そうやって「情報のエサ」をきれいに整えておけば、AIは勝手にそれを食べて、最高のアウトプットを出してくれます。これが「コンテキスト・エンジニアリング」の第一歩です。