東大理三の天才が教えるAIが奪えない“3つの仕事領域”…AI時代になっても、受験勉強などを通じて学力を高めておかなければならない決定的理由
日本の受験界の頂点、東京大学理科三類(通称:東大理三)。東大理三合格者はそこに集うのはどのような「天才」たちなのか。今回は、『東大理三の受験論』の出版記念イベントとして、共著者のさぐさぐ氏とSaki氏をお招きし、その驚異的な頭脳の裏側やAI時代におけるキャリア形成について語ってもらった。
東大理三合格者が実践する速読術から東大を目指すための「王道ルート」まで、受験生から保護者まで必見の内容となっている。短期連載全3回の第2回。
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目次
我が子を「消える職業」に就かせないために…AIが奪えない“3つの領域”
――昨今ホワイトカラーの仕事が、AIによりなくなっていくと言われています。実際に、外資系コンサルティング企業でも大量のリストラが発生しています。Sakiさんは外資系企業でエンジニアをされながら医師を目指されていますが、今後のキャリアをどう考えての決断だったのでしょうか?
Saki: これは結構難しい問題ですね。1つ指針を立てるなら、AIが進出できない領域がどこかを考えることですね。
私は大きく3つあると考えています。1つ目は、法律による規制があるかどうかです。例えば、医師や弁護士など資格がないと業務が行えない仕事は、最終的な責任と実行権限は人間にあります。なので、AIが入ってきても医者の業務が効率化されるだけっていう話になります。
2つ目は、現実世界に物理的な干渉ができるかどうか。今のAIは、全部画面の中で完結しています。現実世界で卵を割ることや人を殴ったり、攻撃することもできないわけですね。なので、工場でお寿司の上にタンポポ乗せるだけみたいな単純作業ではなく、調理人や美容師、外科医のように複雑な作業を要求されるものは代替されにくいと考えています。
3つ目は人との温もりですね。やっぱり人と人との関わりによって、最終的に人は動いて意思決定をすることがどうしてもありますよね。例えば営業やセールスとか。「この人が言ってるから信頼できる」というところで意思決定する。なので、人と人との関わりが本質的事業になってくる職業っていうのはなくならないですね。それで、この3つを全て満たす仕事が何かっていうと、それが「医師」なんですね。
――なるほど。だから医師に転身しようと。
Saki:ほかにも色々理由はあるんですが、医師に転身を決めた理由の1つになっています。
――ありがとうございます。詳しくは本にも書いてあるのでぜひ皆さん、東大理三の受験論をご購入ください。
未来の職業は「リーダー」「肉体労働者」「ニート」の3種類に分類される
――さぐさぐさんはAI時代の職業の変化をどう見ていますか?
さぐさぐ: 私は、これからの職業は「リーダー」「肉体労働者」「ニート」の3つに分かれていくと考えています。例えば、医者は医療関係者や看護師に指示を出して患者さんのケアをしてもらうのが一番重要な仕事です。つまり、医者はその病院におけるリーダーなんですよね。ほかにも、政治家や社長などリーダーシップが必要な仕事は絶対に残り続けるだろうなと考えています。
肉体労働者は、例えばコンビニやスーパーのレジの人ですね。AIでコンビニとかが自動化された時に、誰か人間がいないと問題が生じてしまうので、その場にいること自体が仕事になると思っています。体を資本にするタイプの仕事というのは、これからも基本的になくならなくて、多分待遇は横ばいなんじゃないかなという考えです。
――いい視点ですね。最近日経新聞とかで、ホワイトカラーじゃなくてブルーカラーが今、儲かるみたいな話がありますが、さぐさぐさんは待遇横ばいで見てるんですね。
さぐさぐ: 私は横ばいで見てますね。あと将来的にはニート、基本的に仕事をしない人が増えていって、待遇もこれから良くなっていくと思っています。
今本当にニートやると、少し生活レベルが下がっちゃうじゃないですか。ただ、AIやロボットとかもできて、農業でも技術革新があると少なくとも物質世界においては人々の分け合うことのできるパイ(資源)が大きくなっていく。なので、個人的にはニートの人たちの待遇は良くなってき、豊かな社会になっていくのではと思います。
つまり、ベーシックインカムみたいな方向性に向かっていくと考えています。