「暗記力はもう不要」東大医学部生インフルエンサーが予言する“AI時代の受験戦略”と、行き着く先の“宇宙資源戦争”とは

「これからの時代、AIが正確に答えを出せるような試験は意味を成さなくなる」――そう断言するのは、東京大学理科一類を卒業後、外資系企業でエンジニアとして働き、現在は再受験を経て東大医学部に在学中のインフルエンサー・Saki氏だ。
今後の「大学受験の劇的な変化」から、テクノロジーの加速が行き着く「エネルギーと宇宙開発の未来」まで、同氏が描く壮大な未来予想図を余すところなく語っていただいた。短期連載全2回の第2回。
みんかぶプレミアム特集「中学受験・大学受験の新トレンド」第7回。
目次
AIの劇的進化がもたらす「SF的未来」と、避けて通れない資源戦争
マクロな視点で未来を考えると、LLMの発展によってあらゆる領域の研究開発速度が著しく上がります。医学、生物、物理、工学などでの技術進展がものすごい速度で進み、SF的な世界観がやってくるのは思ったよりも早いでしょう。しかし、そこで必ずボトルネックになるのが「電力」と「資源」です。
膨大な計算を行うための電力は、いずれ核融合発電が実用化されれば一通り区切りがつくかもしれません。問題は、半導体などを作るためのレアアースや、核融合に必要なトリチウムといった資源です。
地球上の資源には限りがあるため、これを解決するには宇宙開発が必要になり、月や火星に行って資源を採ってくるしかなくなります。
ただ、全人類が綺麗に歩み寄って宇宙開発を進められるかは疑問です。どこかの段階で、限られた資源の奪い合いに起因する戦争が起こる可能性も十分にあり得ると思っています。
「計算力」よりも「方針を立てる力」。数学は難解な証明問題へシフトする
では、急速なAI技術の発展の中で、今後の大学受験や教育はどう変わっていくのか。結論から言えば、コンピューターやAIの方が正確に処理できる領域の試験はやめたほうがいいと思っています。