10年前に日経INDEXファンドを1万口買っていたら、今いくらになったのか
「インデックス投資」はベストな選択?
ウクライナ侵攻やアメリカの金利上昇によって世界的な景気後退懸念が高まっています。さらに日本では、コロナ後の景気回復が不十分な上、円安や燃料価格高騰に起因する悪いインフレも加速しつつあります。
先行きに不安しかない市場で、今から個別株への投資をするのはとても怖いですよね。
株式を買った途端に株価が下がり続けた経験があるわたしには、今、株式を買う勇気が出ません。ここは焦らず慎重に、まずインデックス投資について調べてみようと思います。
インデックス投資とは、インデックス型の投資信託やETFを購入すること。
インデックス型の金融商品は、日経平均株価やダウ平均株価などの株価指数や債券指数に連動して運用成果を出すことを目的としています。
例えば、日経平均株価は225銘柄で構成されていますが、日経平均株価に連動するインデックス型の投資信託やETFでは、運用会社が日経平均に似たポートフォリオで株式を購入して管理しているので、これに投資すれば日経平均の採用銘柄全部を簡単に買えるということになります。
インデックス投資とは | |
インデックス型の投資信託やETFに投資すること。 少額で分散投資ができ、積み立て投資に利用されることが多い。 | |
メリット | デメリット |
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積み立ては長期的な視点で始めよう!
インデックス投資のコツは「時間を味方につけること」
- 長期的に(10年以上)
- 定期的に購入すること
この2つの条件を含む運用方針をしっかり守ることで、市場の平均的な利益を得る期待が持てます。
もちろん、市場が下落していくときには取得価額を割ってしまうリスクもあります。でも
「急激な下落で怖くなって全部売る(やめてしまう)」とか、「かなり上昇したから全部売る(これ以上は上がらないと判断する)」とかはダメなんです。
逆に言うとひたすら買い続ければいいのですから、投資信託って誰でも簡単に運用できるようになっているな、って思います。
絶対に損しない投資ではないんだけど「ひたすら買い続ける」というコンセプトは、今の市場にビビっているわたしたちにピッタリ!
10年前、日経平均株価のINDEXファンドに投資していたら…
10年前に日経平均株価のインデックスファンドに投資していたら、もうかっていたのでしょうか?
2012年から現在(2022年6月1日)までの日経平均株価の推移を月足で見てみましょう。
日経平均株価は2012年(グラフ左端)から1万5000円以上値上がりしています。右肩上がりのチャートだから、もうかったことが一目で分かりますね。
ただし2012年からコツコツ買っていても、新型コロナ・パンデミックによる株価暴落(グラフ①、2020年3月)の時点で売っていたら、その後の急上昇の利益を得ることができません。
インデックス投資のノウハウを知らなければ、わたしも怖くなって売っちゃいそうでした。だから「最初から10年は売らない」という運用方針をちゃんと守るのが大事なんですね。
念のため投資信託商品のリターンも確認してみました。
日興アセットマネジメント インデックスファンド225(日本株式)(DC225)