なぜエリートなのに、こんなに金利とられるんだ！勘違い年収1000万円会社員の選民思想…プライドが邪魔した前に進めない人たち

　「メガ大家」として600件ほどの物件を保有し、その年間家賃収入が1億円を超える投資家けーちゃんこと寺尾恵介氏。大家さんのための無料WEB情報誌「満室経営新聞Plus」を運営する同氏は、これまでに多くの不動産投資を始めたい人たちの相談に乗ってきた。その結果見えてきた、「不動産投資で失敗する人」「不動産投資を始められない人」たちの共通点について話を聞いた。 

東京と地方、どちらが有利か 

　日本は年収の高低で立ち入りが制限されるエリアはありませんので、どのような物件でも気軽に見に行くことができます。ただし、その物件が買えるかどうかはまったくの別問題です。自分の年収や資産に応じて、買える物件は異なります。 

　原則としては年収100万円までならレンタルスペース、300万円までなら超ボロ戸建て、500万円までならファミリー向け区分マンションといったように、年収によってある程度決まってくる部分は否めません。ただし実際に投資を行うときには、自分の住んでいるエリアや属性も大いに影響してきます。 

　たとえば、年収があまり高くないために「レンタルスペースに投資しよう」と思ったところで、過疎化が進み、土地が余っているような地域ではうまくいくはずがありません。 

　同じ年収800万円のサラリーマンでも、都内に住んでいる人と地方に住んでいる人では投資のやり方が変わってきますし、それぞれにメリットとデメリットがあります。