元手50万円から資産1億円超えを達成した長期投資家が”上がる銘柄”を見つけ出す5つの基準…トランプ勝利を感じた瞬間にとった起死回生の投資
中学生から投資に興味を持ち、大学生から投資を開始した名古屋の長期投資家(なごちょう)氏。(X:旧Twitter @Nagoya_Tyouki)。1995年に元手50万円から投資を始め、守備重視で最近になって資産1億円超えを達成した長期投資家だ。
現在も企業に勤めながら、個別株投資を継続している。第1回目では、氏が投資を始めたきっかけについて伺った。
今回は、氏がイギリスのEU離脱や米大統領選でも利益を上げられた理由や、銘柄を選ぶ基準についてお伝えする。
目次
大荒れのブレグジットと米大統領選で勝ち残ったわけ
――2016年のイギリスEU離脱や、米大統領選はかなりの荒波だったと思います。そこで数少ない成功者として20%以上のゲインを得られた理由は、どこにあったと考えていますか?
このときは本当に自分でも不思議で、日経平均もTOPIXのマイナスなのに、今の自分のパフォーマンスで見ると、21.58%プラスでしたね。
ブレグジットは実際には数年後ですから、それほど日本企業の業績に影響ないだろうと思っていましたが、かなり下がってしまい、その時に購入できたので大成功でした。
2016年米国大統領選のときも、ヒラリーが勝って無風だろうという話でしたが、テレビで見た木村太郎さんが絶対ヒラリーは負けると言っていました。これが記憶に残っていて、実際にトランプが勝ちそうになってきたので、私はレバレッジETFを空売りしたんですね。