壁紙に30万円投資せよ…のらえもんが指摘「仲手数料0円業者、売り主居住中の売却の罠」タワマン売却で大損をする人の共通点

みんかぶプレミアム特集「タワマン・戸建て 購入術」第7回は、最強マンションアナリスト・のらえもんがタワマンの売却について語る。ちょっと追加投資するだけで売値が上がるテクニックなどを語り尽くすーー。
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現状は海外富裕層が新築タワマンを買い漁っているが、今後は中古タワマンが需要の受け皿になる
マンションアナリストの、のらえもんです。今回のテーマはタワマンの売却について。なかでも湾岸エリアにおける直近のタワマン売却市況ですが、端的に言えば「モノがない状態」が続いています。主たる買い手は、「パワーカップル」「マンション転がしで成功した投資家」「相続対策」。そして「外国人の買いが旺盛」であることもモノ不足の要因です。たとえば、我々が「高い、高い」と感じる価格帯に突入している市況でも、海外富裕層が新築のタワマンを現金でポンと買ってしまう。これは東京の不動産が世界の主要都市と比較すると割安であることに加えて、円安の追い風が吹いたことで、バーゲンセール状態であるからです。
とりわけ、その地域においてシンボリックな存在であるタワマンは「目立つからこそ買いたい」という購買心理が作用します。湾岸エリアだけを切り取れば、林立するタワマンに希少性もクソもないように思えますが、日本住宅市場全体で見れば依然としてタワマンは希少であり、板状マンションとは一線を画します。