まだ新NISAやってないのか「やるなら早い方がいい」…日経平均爆上げで株始めるド素人にお話したい「資産形成」と「資産運用」の違い
資産運用は金融商品寄りの言葉だが、資産形成は資産運用も含む資産作り全般を指す言葉だ。みんかぶプレミアム特集「お金の不安がふっ飛ぶ『資産形成』の極意」初回の本記事では、資産形成と資産運用の言葉の意味の違いから、資産を増やすための種銭の重要性までを解説する。
目次
日経平均爆上げ!株に手を出すまえに資産運用の資産形成違い、わかってますか
2024年は新NISA制度スタートに加え、2月の日経平均の史上最高値更新、3月の4万円突破もあり、資産運用元年と耳にする機会が多くなりました。また、資産形成という言葉を耳にする機会も増えています。「資産運用」と「資産形成」は類似の言葉ですが、その意味は若干異なります。
- 資産運用 → 資産を金融商品への投資などにより増やすこと
- 資産形成 → 資産を増やすために収入の一部で貯蓄や投資などを行うこと
「資産運用」は、資産の存在を前提としており資産をどのように投資で増やしていくのか、という点が主眼です。一方「資産形成」は、資産運用も意味としては含むものの、資産運用では前提となっている資産を作ること自体も意味として含んでいます。資産を作るための、給料を貯めるなどの方法も含まれます。
「資産運用」は金融寄りの用語、「資産形成」は金融のみに留まらない資産作り全体の用語と位置付けることができるでしょう。
資産運用を行うには、いわゆる種銭が必要です。投資や資産運用は余剰資金で行うことが大前提です。借金や近い将来利用が予定されるお金で、目減りする可能性のある投資や運用を行うべきではありません。資産運用は長期視点ではプラスとなる可能性が高いものの、短期的には減少するリスクが否定できません。よって、長期的にホッタラカシができるお金=余剰資金で行うべきものです。
ほとんどの人にとって資産形成の最初の第一歩は、給料やボーナスの一部を貯めることになるでしょう。そして、貯めた資金を種銭として運用で資産を大きくしていく、また継続的に給料などを貯めることでも、種銭は徐々に大きくなります。
資産形成の手段…ボーナスをためるのだって立派な資産形成
資産形成の具体的手段としては、主に下記があります。