52歳貯金500万円が「60歳で引退」をギリギリ可能にするテクニック…実は「住む場所」でかなり節約できる
今時離婚は珍しくもなくなったが、離婚をすると生活は厳しくなるケースが多い。男女とも生活は厳しくなるものの、やはり厳しさの数でいえば女性の方が圧倒的に多い。今回は離婚をきっかけとして体調を崩してしまった女性の話をご紹介しましょう。
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*ご相談が必ず回答されるとは限りません。編集部と深野さんが実際に回答する答えを選びます。
離婚を機に体調を崩し、早期リタイアを考えるように
一昨年に体調を崩してしまった真壁さん(仮名)。勤務先は従業員の体調面にも理解があり、年齢を問わず働き続けることができる環境です。ただ、いつまで自分の体力が持つのか不安になり、ご相談を寄せてくださいました。
今の職場で出来るだけ長く働きたいと思っている半面、可能なら早めのリタイアも視野に入れたいと考えていることから、何歳まで働けばよいのかが中心のご相談になります。働くこと以外では「引っ越し」「資産運用」の質問もいただいたので、それらも交えながら回答していきました。
毎月の収支を試算してみます。真壁さんの毎月の手取り収入は33万円、別途、住宅手当が月2万円あることから毎月の収入は35万円になります。ボーナスは支給されていないため年収は420万円です。一方、毎月の支出は個々の項目を合計すると22万円になりますが、22万円のうち2万円はiDeCoの積立金となっています。iDeCoの積立金を除くと毎月の支出は20万円になります。