盲導犬協会カード、P-oneWizカード、そして…アフィサイトは絶対に教えない本当にお得なクレカの神5
検索上位に出てくる比較サイトの情報が正しいとは限らない
インターネットで発信される情報が増えた結果、自分で情報を取捨選択する必要がある場面が、以前と比べて格段に増えたように思います。アナログな手段だけでは調べきれなかった情報に触れることができるようになったのはメリットである半面、自分のつかんだ情報が本当に中立なものであるかが怪しいこともあります。
たとえば検索エンジンで情報を調べる場合は、上から順にアクセスして情報を調べていくことが多いと思いますが、この表示順は検索エンジン側が決めています。そして「SEO対策」と呼ばれる検索エンジン向けの構築を行っているページが上位表示されやすくなっているため、上に出てくるページが「有用だから上位表示されている」とは言い切れません。
それがよくわかるのが、クレジットカード関連を検索した場合です。クレジットカードはページから申込者を獲得した場合の報酬額が大きい、いわゆる「おいしい商品」だといえます。そのため、お金をかけてSEO対策を行い、環境を整えても割に合うのでしょう。
『クレジットカード 還元率 ランキング』等のワードで検索した場合、さまざまなWEBページが出てきますが、たいていページの上位に出てくるのは『楽天カード』『JCBカード W』『PayPayカード(旧YJカード)』などが大半です。
たしかに、これらのカードは年会費無料で1%の還元率を持っている、使い勝手の良いカードですし、指定ECサイトや加盟店での利用では割り増しでポイントが付与されることもあります。なので、特定のサイトや加盟店を利用する際に限れば「最高還元率」といえないこともありません。
しかし、ベースの還元率だけを見ると年会費無料で1.2%の還元率をもつ『リクルートカード』や、1.4%の『P-one Wiz』など、1%のカード群より優秀なカードも存在するのですが、前述のようなページに阻まれて見つけづらいことがあります。
年会費無料で1%より高い還元率を出せるカードがあるにもかかわらず「最強のカードを比較」などという見出しで楽天カードやPayPayカードを紹介されてしまうと、少し羊頭狗肉(ようとうくにく)感があります。あたかも「上位互換のない絶対的な存在だ」という感じでゴリ押しされてしまうと、私はそのサイトを信用しきれなくなります。
「みんかぶ」を見る皆様はネームバリューに惑わされず、実利を取る賢明な方だと思います。そこで今回は忖度なしの「還元率」に注目したカードを紹介していきます。WEB媒体によって様々なしがらみがあるものの、これらのカードが1枚も出てこなければその特集に関しては、少し疑ってかかったほうがいいかもしれません。
ライトユーザーにおすすめは『リクルートカード』
まず最初は、前述した年会費無料の『リクルートカード』です。このカードは利用額に対して1.2%のリクルートポイントが貯まるカードです。年会費が無料なため、とりあえずで作ってもいいカードだといえるでしょう。貯まるポイントが「リクルートポイント」という聞きなれないポイントなので、やや取り回しが悪そうに思えますが、リクルートポイントは等価でdポイントと交換できるため、使い道に困ることはないでしょう。
ただし、マイルを使った特典航空券との交換などにはリクルートポイント・dポイントともに利がないため、飛行機派の方は候補から外れるでしょう。また、このあと記述しますが年会費がかかったり、特定の条件を満たした場合にはリクルートカードよりも上の還元率をもつカードがあるため、どちらかというと年間の決済額が低く、「面倒なことを考えたくない」というライトユーザー向けのカードといえます。