レバナスで貯金600万が半減してもなぜか余裕の20代メーカー男性「10年で10倍になるからok」

昨年12月にレバナスに600万突っ込み資産半減したのになぜか余裕な20代男性
「確かに貯金は半減しましたよ。でもこれから値上がりしていくんだから全く問題ないっすよ!」
終始明るくインタビューに答えてくれたマナブさん(28歳、仮名)。大手メーカーの営業職でバリバリ働いているマナブさんが貯金600万円を半減させてしまったのは、昨年12月に「iFreeレバレッジ NASDAQ100」、通称「レバナス」と呼ばれている商品群のうちの一つを購入し、その価格が値下がりを続けているためだ。
レバナスとは「NASDAQ100」の2倍の値動きを目指して運用されるレバレッジ型投資信託のことだ。値上がりした際にはより大きな利益を狙えるが、値下がりした際にはその分ダメージを被る、ハイリスク・ハイリターンな金融商品である。
「iFreeレバレッジ NASDAQ100」は昨年12月、商品販売開始以来最高価格の4万2000円台で推移していたが、その後価格は下がり続け、22年10月28日現在では1万7555円と半額以上に価格が下がってしまっている。マナブさんはちょうど昨年12月の一番価格が高いときに購入してしまったため、損失を最も大きく被ってしまった格好だ。
しかしマナブさん本人は「全然余裕っす!」と気にも留めない様子である。なぜなのだろう。
そもそも、なぜレバナスに投資しようと思ったのだろう。
人生の師匠がレバナス推しだった
「俺の親友というか、人生の師匠みたいな奴で、ツヨシっていう連れがいるんですけど。ツヨシとは、中学、高校と一緒だったんです。高校は『ツヨシが受けるから』って一緒の高校を受験しました。それくらい昔から仲がよくて。大学受験もツヨシが『〇〇塾行く』っていうから俺も一緒に塾に行きだして、ツヨシはめちゃくちゃ頭いいから早慶両方受かったんですけど、俺はMARCH止まりでした(笑)。でもツヨシがいなかったらMARCHにも行けなかったな、って思います。大学は違っても定期的に会う関係は続いていて、就活のときもツヨシのアドバイスで大手メーカーに受かったんですよ。ツヨシは流石、総合商社にさらっと受かったんですけど」