タレント本コレクター・吉田豪「ボクにとって価値の高い本」何でもあり!矢沢永吉、丸山明宏、小林亜星…青島元都知事のヤバすぎた「エログロナンセンス」本

東西を問わず、古書の売買は昔からひんぱんに行われ、絵画同様の投資対象になっている。だが、いくら値段が跳ね上がろうとも、「自慢のコレクション」として、売らずに、捨てずに保管し続ける者もいる。プロインタビュアーの吉田豪氏はまさにそれで、部屋を埋め尽くすタレント本の数々は圧巻。氏に、これまで集めてきた膨大な本の中から「自身にとって価値ある本」を、前編、後編と分けてピックアップしてもらった。みんかぶプレミアム特集「至上のアート」第5回。
目次
購入したマンションも本棚で埋まる「もはや足の踏み場がない」
これまで集めてきた本は、もう把握しきれていません。最初にこの部屋を借りたときは、9畳間の壁一面を本棚にしてタレント本だけの部屋にすると決めていて、その段階で3000冊ぐらいはあったんですよね。でも、五十音順に並べていっていったらすぐ棚が埋まって、それまで生活スペースにしていた部屋の中心部分にも図書館のように2列ほど本棚を置くようになり、それでも6000冊分ぐらいの棚がすぐ埋まって、もうどうしようもない状態になりました。