10年前に神戸物産株を約1万円投資したら今いくら…国内にも複数のテンバガーが存在した!国内ロボットアドバイザー最大手にも期待

本稿で紹介している個別銘柄:神戸物産(3038)、東映アニメ(4816)、川崎汽船(9107)、ソラコム(147A)、PKSHA Technology(3993)、ウェルスナビ(7342)
テンバガー(株価が10倍になった銘柄、なりそうな銘柄)というと海外株のイメージがある。しかし国内にも複数のテンバガーが誕生している。みんかぶプレミアム特集「最強株の選び方」最終回は、直近10年でどのような銘柄がテンバガーとなっていたのか解説する――。
目次
日本にもテンバガーはある!
日本の株式市場は長期に渡る低迷で、テンバガーとは縁遠い存在イメージがあるものの、10年スパンで見れば日本にも複数のテンバガーが登場しています。
2~3年でテンバガーというのが投資家としては理想ですが、世の中はそこまで甘くなく、あったとしても仕手株のように、個人投資家が手を出すにはリスクが高いといわざるを得ません。ではどのような銘柄がテンバガーとなったのでしょうか。
デフレのフィナーレを飾り株価が急騰した神戸物産(3038)
失われた30年のデフレを経て、2023年からは日本でもインフレが進んでいます。デフレの後半、最後のフィナーレを飾るように業績が急拡大し、株価が急騰したのは『業務スーパー』を展開する神戸物産(3038)です。
同社は2006年6月にIPOしています。2007年以降、株価は100円を割れの推移が続きましたが、地道な店舗拡大を背景に、コロナ禍前のタピオカブーム時に同社の冷凍タピオカが注目され、そして同社自体にも注目が集まることに。そして株価は大きく上昇しました。足下10年の株価推移は以下です。
2014年3月末 93.7円