2億円投資家が語る「一番大切なこと」…今回の大暴落こそチャンス!資産を大きく増やせる可能性「日経平均史上最大の暴落、どう生き抜いた」

個人投資家kenmoさん(X:@kenmokenmo)は、20代後半から株式投資を始め、5年目にして資産1億円を突破。現在は2億円以上を運用しており、株式投資の傍ら、数多くの企業のIRセミナーの主催やIRの支援などを行っている。
今回は、日本平均株価市場最大の暴落を生き抜いたkenmoさんに、今後の相場展望についてうかがった。全2回にわたるインタビューの第2回。
目次
ピンチはチャンス!資産を大きく増やせる可能性
――これまで投資において大事にしてきた考え方について教えてください。
「ピンチはチャンス」という言葉が好きで、投資行動にも反映してきました。過去にもいろいろなショック相場があって、それを食らうたびに「もう終わった」「もうダメだ」と思ったものですが、振り返ってみるとその暴落を乗り越えた後にチャンスがあり、そこから例外なく資産を大きく増やしてきたんです。
ピンチはチャンスということが、数字でも証明されているわけです。今回の暴落もピンチでしたが、資産を大きく増やすチャンスでもあったと思っています。
――暴落はあったけれども、また相場は回復・上昇していくということですね。
ここから長期的に株価が下がり続ける世界線になることは考えにくいと思っています。企業は利益を追求して活動しているわけで、新たな業種、セクターが主役となって登場しているはずです。
私自身もXでは何度も「退場します」「引退します」と言ってきましたが、株をやめたことはありません(笑)。決算が出れば見ますし、チャートは毎日見ます。暴落後にどんなセクターが買われているのかを整理して、次の主役をピックアップしています。一番大事なのは、退場することなく投資を続けていくことです。
投資を続けるコツ…過度なレバレッジはかけないこと
――投資においてkenmoさんがやらないと決めていることはありますか?
戦略のないポジションを持つことはやめました。何か良さそうと思ってポチってしまう、みたいな投資行動はしないようにしています。結果的にデイトレードになってしまうことはあっても、最初からそれを前提にトレードをすることはありません。
あとは過度なレバレッジをかけないようにしています。
反省するだけでは成長しない!次に活かすためには「仕組み」づくりが必須
――これから億投資家を目指したい人に向けて、kenmoさんからのアドバイスをお願いします。
先ほどの答えと同じになりますが、ピンチはチャンスです。今回の暴落でダメージを受けたとしたら、それを糧にする思考が重要です。反省すべきところは反省して、次にいかせるところは次にいかすようにしていきましょう。
そこで大事なのは、「次は気を付けよう」という漠然とした反省ではなく、具体的な「仕組み」を作ることです。今回やらかしたことは次にやらかさないような仕組みを作り、今回成功したことは続けていけるような仕組みを作るんです。
――たとえば、どんな仕組みを作るのがいいでしょうか?
私はYouTubeで決算配信をやっています。私はサボり症なので、配信スケジュールを決めてそれを公言することで、サボれないように仕組みを作ったわけです。見ている人からの反応もあるので、いかなる全体相場の暴落時においても必ず決算を見る習慣を仕組みとして設けています。おそらく今回の暴落時も、私自身この仕組みが無かったら決算を読むことをサボって暴落からのリバウンド局面で出遅れていたと思います。