5億円投資家「今年は米国株が売られる、そして代わりに買われるのは…」ウォーレン・バフェットに異変!何があった

2024年の株式相場は、日米ともに史上最高値を更新したが、一方で年末には金融政策の影響などにより株価の動きが鈍化した。
2025年は、米国のトランプ大統領の就任もあり、ある程度の方向性が見える兆しがあるものの、不安は続く見込みである。
はたして、個人投資家が生き残る道はあるのだろうか…?
そこで今回、登録者24万人を誇るYouTubeチャンネル『ライオン兄さんの米国株FIREが最強』を運営するライオン兄さんに、2024年の相場を振り返りと2025年の注目トレンドについて話を伺った。みんかぶプレミアム特集「さあ、2025年は米国株でFIREしよう。黄金のロードマップ大暴露」全2回の第1回ーー。
目次
2021年末の米国株市場の動向に似た不穏な要素が…
ーー2024年の株式相場を振り返ってみていかがでしたか?
2024年のS&P500は、2023年に引き続き、大きく上昇したなと。ただ、2024年末がピークとなり、2025年には20〜30%の調整が予想されます。もし調整が発生した場合、2021年末の高値である、4800ポイント付近が強力なサポートラインになると考えられます。
ーーその根拠とは?
2024年末の米国株式市場が、2021年末に似た状況だからです。2020年は新型コロナウイルスの影響で株価が暴落しましたが、FRBの金融緩和政策により大幅に回復しました。その結果、2020年と2021年は株価が力強く上昇。2021年末には、ハイテク株が主導する形で株価が急騰しました。ですが、2022年の大幅な利上げの影響で、S&P500は約25%の調整下落しています。
さらに、上記の動きには一定の法則性が見られます。2020年のコロナショック以降、2020年と2021年には株価が上昇し、2022年に1年間の下落、そして2023年と2024年の2年間はふたたび上昇しています。このサイクルに基づくと、2025年には20〜30%の大幅な調整下落が予想されます。
2025年は、米国株が売られ、債券が買われます
ーー次に、2025年の注目トレンドについて教えてください。
前述のとおり、2025年には米国株の売却がされ、その資金は債券に流れると見ています。理由として、ウォーレン・バフェット(以下、バフェット)の動向が挙げられます。 2024年12月、彼が米国株を売却し、現金ポジションを過去最高レベルに増やしていることがYahoo!ニュースで報じられました。
ーー米国株を売却した理由とは?
米国株が割高な水準だからです。金利が上昇しているため、債券の利回りが相対的に魅力的になりました。その結果、バフェットは株式を売却し、現金を持ち、その資金を債券にシフトしている現状です。
ちなみに、米国株がどれほど割高であるかを確認するため、以下にS&P500のPERを調査したサイトをいくつか挙げてみました。
【S&P500のPER】