2億円投資家が注目する「4つのお宝銘柄」2025年の相場は「そこまで悪くならない」レンジを抜けると次のトレンドが生じる

本稿で紹介している個別銘柄:伊藤忠エネクス(8133)、ナルネットコミュニケーションズ(5870)、エフティグループ(2763)、ロジネットジャパン(9027)
資産約2億円を株式投資で築いた兼業投資家なのなの氏(@nano_nano2001)に、現在の株式市場の見方や注目テーマ、そして注目する4銘柄をうかがった。また読者に対する3つのアドバイスも得たので紹介する。
目次
2025年の相場は悪くない?今後の株式市場の見方について
ー2025年に入って国内株式市場は横ばいで推移する状態ですが、今後の株式市場をどのように見ておられますか?
2025年の株式市場は、そこまで悪くならないのではないかと考えています。理由は3つあります。1つ目は企業の業績は決して悪くないことがあります。2月に発表のあった四半期決算も増収増益の企業が多かった印象です。2つ目は企業の賃上げが進んでいること。そして3つ目が企業の採用に勢いがあることです。企業が賃上げと採用を積極的に進めているということは、今後の見通しを明るくとらえているためと考えられます。
ーいつ頃から株式市場の上昇が始まるとお考えですか?
タイミングは正直分かりません。日経平均は36,000~40,000円のレンジがもう少し続く可能性もあります。ただしレンジを抜けると、次のトレンドが生じてくると考えています。
株式の注目テーマは子会社の上場廃止
ー注目している投資セクターやテーマがあれば教えてください。
注目している投資テーマは、上場子会社のTOBなどによる上場廃止です。東証は親子上場に問題もあるとの姿勢を取っています。徐々に子会社上場を廃止する流れが進む中、今年は上場維持基準も導入され、子会社上場の廃止は加速する可能性があります。上場子会社が多いものの、グループ再編に消極的だったイオングループも、イオンモールとイオンディライトの100%子会社化を先日発表するなどの動きが見られます。ただし、先日買収が発表された富士通グループのFDKのように、子会社上場の廃止が既に織り込み済みの銘柄もあるので、投資するなら低PBRで配当も高めの銘柄の方が良いでしょう。
なのなのが注目する4銘柄を紹介
ーなのなのさんが注目する銘柄を4つほど教えてください。