資産800万円→1億円に。これが答えだ。凄腕高配当投資家が語る“累進配当ブラザーズ”で制す、2025年の高配当投資術

2024年は新NISAの追い風や東証のPBR改革が続き、株式市場が堅調な波に乗った一年だった。ところが、同年11月のトランプ氏当選後、関税政策への懸念から相場の空気が一変。市場は乱高下を繰り返している。
そんな中、「私はそこそこ好調でしたよ」と語るのは、種銭約800万円から高配当株投資で資産1億円を突破したショウ氏(@Shouyumehaitou)。
自ら「累進配当ブラザーズ」と呼ぶ優良銘柄で増配と株価上昇を享受してきた彼は、短期の波乱を意に介さない。長期視点で市場を見据えるその投資哲学とは…?
みんかぶプレミアム特集「波乱相場を制す、2025年版高配当投資術の鉄則」第1回では、ショウ氏に2025年の投資戦略を伺う。
(2025年3月12日取材)
目次
トランプ当選で相場激変も、私は動じない
ーー2025年の投資戦略をお聞きする前に、まずは2024年の相場を振り返ってみていかがですか?
私自身、そこそこ好調でした。私が「累進配当ブラザーズ」と呼ぶ優良高配当銘柄に投資していて、増配が続き、株価も上昇。新NISAのスタートや、2023年から続く東証のPBR1倍割れ是正の流れも追い風になりました。
2020年のコロナショック以降、株式市場全体がよい波に乗っていたと感じます。やはり、堅実な銘柄選びが功を奏しましたね。
ーーしかし、トランプ氏が当選した2024年11月以降、相場の雰囲気が大きく変わりつつあるように感じます。
そうですね。ただ、私の投資スタイルは長期保有が前提なので、2025年に慌てて何か変えるつもりはありません。自著『世界一やさしい高配当株投資の教科書1年生』(ショウ・著、ソーテック社)でも書いたように、「累進配当ブラザーズ」は配当を維持し、減配さえしなければ負けないんです。短期的な乱高下は気にせず、じっくり構えていられますよ。
ーーショウさんが「累進配当ブラザーズ」と呼ぶ銘柄を、改めてお教えいただけますか?
以下の8銘柄です。