バフェット買い増しで注目の商社株…5大商社株の中で最も「割安感」のある銘柄は

本稿で紹介している個別銘柄:三菱商事(8058)、三井物産(8031)、伊藤忠商事(8001)、丸紅(8002)、住友商事(8053)
長く割安銘柄として知られていた総合商社株は、2020年の米著名投資家ウォーレン・バフェット氏の投資を契機に株価が上昇した。しかし4年以上が経過して、バフェット効果も一服し割安感も生じている。3月にバフェット氏の買い増しがあった後も、上昇が一服中の総合商社株の状況を見る。みんかぶプレミアム特集「注目テーマ株・銘柄リスト」第3回。
目次
総合商社株のブームは一段落
2020年8月に、米著名投資家のウォーレン・バフェット氏が日本の大手総合商社株を購入した、と報じられて以降、総合商社株は上昇が続きました。
それまで低PBRで割安な株価で知られていた総合商社株は、バフェット氏の投資が材料となり上昇しました。しかしバフェット効果で上昇した総合商社株も、2024年春頃には天井を付けて、以降はジリ安が進んでいます。
5大総合商社株の株価を分析
2024年春以降、株価の下落が進み話題に上ることの少なくなった総合商社株ですが、2025年3月にバフェット氏による国内五大総合商社株の買い増しが明らかになりました。2020年の再来が期待される所ですが、改めて以下の5大総合商社の株価を確認してみましょう(株価は5月21日終値)。