“稼働率急上昇”で注目のホテル銘柄――リターンを狙うならこの4社。REIT厳選5銘柄も紹介

本稿で紹介している個別銘柄:藤田観光(9722)、共立メンテナンス(9616)、帝国ホテル(9708)、西武ホールディングス(9024)、インヴィンシブル投資法人(8963)、ジャパン・ホテル・リート投資法人(8985)、星野リゾート・リート投資法人(3287)、森トラストリート投資法人(8961)、いちごホテルリート投資法人(3463)、日本ホテル&レジデンシャル(3472)
インバウンド需要によりホテル業界は活況の様相だ。ホテル業界への投資を考える際はホテル銘柄への投資がストレートな選択肢だが、ホテルREITという選択肢もある。ホテル関連銘柄の配当金は低めだが、ホテルREITの分配金は総じて高く、ホテルREITも選択肢として知っておきたい。みんかぶプレミアム特集「注目テーマ株・銘柄リスト」第8回。
目次
「東京や大阪でホテルが取れない」という目下の課題
コロナ禍が明けて、東京や大阪ではホテルが取れないという問題も再開しました。ホテル価格も上昇しており、タイミングが悪いと、お金を出しても泊まれるホテルがありません。
2024年は訪日外国人観光客が過去最多を記録しており、訪日外国人の増加がホテル不足の大きな原因の1つです。ただしホテルは掃除・ベットメイクなど人手がかかります。ビジネスホテルは管理面の人手を極力減らしていますが、掃除・ベットメイクは現在も人海戦術に頼らざるを得ません。国内の人手不足はホテル業界も例外ではなく、部屋はあってもベットメイクなどに手が回らず稼働率を下げざるを得ないホテルもあるようです。