元手15万円から借金700万円超も「これはイケる・・・」再起した億超えトレーダーが資産爆増させた「1つのルール」

わずか15万円を手に、先物取引から投資の世界に飛び込んだ下町侍@金融大学(院)(@shitamachizamu )さん。政治経済を学びながら、投資に魅せられ、資産形成の道を自ら切り拓いた彼は、最初の4年間で700万円以上の借金を抱える大敗を経験しました。
それでも投資を諦めず、実業で稼ぎながら自己流のスタイルを確立。気がつけば数年後には億超えトレーダーになり、今では実業と合わせて年間数十億円を動かすまでになりました。
インタビュー全3回の第1回。 成功の裏にあるリアルな失敗、独自の投資哲学について伺いました。
目次
資産形成に有利な「税制」が後押しに
ーー投資を始めたきっかけから教えてください。
もともと大学生の頃から政治や経済に興味があり、それをもっと深く学びたいという思いがありました。また、日本の税制にも大きな魅力を感じました。たとえば申告分離課税であれば、どれだけ稼いでも税率は約20%。これは資産形成を考える上で非常に有利ですし、投資を真剣に考える理由にもなりました。
私が投資を始めたのは2009年。当時は証券の電子化が進み、スマホでも株の売買ができるようになってきた頃です。場所や時間を選ばずに、お金を動かせる手段が現実味を帯びてきた。その変化も、投資を始める大きな後押しになりました。
ーー証券会社に就職したいとは思わなかったのですか?
実は考えたことはあります。でも、証券会社に入るとインサイダー情報に触れる立場になり、自分で自由に投資ができなくなってしまいます。それが大きな理由で、私はあえてその道を選ばず、)「自分の裁量で市場に立つ」という道を選びました。