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タマホーム、ハニーズ、ヤマハ発動機、高千穂交易・・・年間配当500万円超え投資家が教える「5月・6月のとっておき銘柄」

(c) AdobeStock

本稿で紹介している個別銘柄:タマホーム(1419)、ハニーズホールディングス(2792)、東武住販(3297)、ビーウィズ(9216)、ヤマハ発動機(7272)、高千穂交易(2676)、CARTA HOLDINGS(3688)

 企業の決算発表が減り、「夏枯れ相場」が迫る中、株価下落のリスクが漂うこの時期。保有株を売却して利益を確定すべきか。

 しかし、一流投資家は相場の低迷を割安な銘柄を仕込み、秋以降の反発を狙う絶好のチャンスと捉える。

 リスクを抑えつつ資金を効率的に運用する戦略とは何か。一流投資家たちは「夏枯れ相場」をどう乗り切り、どんな勝機を見出しているのか。

 今回は、高配当株と株主優待株運用のエキスパート・ペリカン氏(X:@Pelican_Blog)に、今からでも間に合う注目の高配当・株主優待銘柄について話を伺った。

 みんかぶプレミアム特集「夏枯れ相場を勝ち抜く!一流投資家の投資術」第1回。

(2025年5月19日取材)

目次

5月の高配当・優待銘柄はコレだ!

ーーまだ間に合う、おすすめの高配当や優待銘柄を教えてください。

 今回は、5月および6月に権利確定を迎える銘柄をご紹介します。記事公開時点では、5月の権利がすでに確定し、株価が権利落ちしている可能性があります。

 ですが、値下がりしたタイミングで購入して長期保有を視野に入れるのもよいと考えているので、まず5月の権利確定銘柄からご紹介いたします。

【5月権利確定銘柄】

・タマホーム(1419)

 手ごろな住宅で知られ、堅実な経営が魅力。QUOカードは日常で便利です。住宅市場の波はあるが、長期で安心。権利落ち後の安値で仕込み、次の権利を待つのが私のやり方です。

株主優待

 100株以上で500円分のQUOカード(年1回、5月)。長期保有で増額なしだが、手軽な優待として人気です。

配当利回り

 過去の傾向から2〜3%程度。『Yahoo!ファイナンス』のランキングで5月優待銘柄のトップにランクインしており、高い配当利回りが期待できそうです。

総合利回り

 100株(約40〜50万円)で3〜4%の総合利回りになります。また、QUOカードはコンビニや書店で使えるため、日常生活での利便性が高いです。長期保有を前提に、値動きを気にせずコツコツ投資したい銘柄ですね。

次回の権利付最終日

 2026年5月27日(水)

・ハニーズホールディングス(2792)

 若い女性向けのカジュアル衣料で人気。低価格戦略で安定し、商品券は家族で楽しめます。権利落ち後に仕込めば、次の優待が楽しみです。

株主優待

 100株以上で3000円分の自社商品券(年1回、5月)がもらえて、店舗やオンラインで利用可能です。

配当利回り

 過去の傾向から2〜3%ほどで、安定的に配当が継続しているのが魅力です。

総合利回り

 100株(約10〜15万円)で4〜5%の総合利回りが期待できそうです。

次回の権利付最終日

2026年5月27日(水)

・東武住販(3297)

 山口県の不動産会社で、割安感が魅力。QUOカードは使いやすく、長期でコツコツ投資するのに向いている銘柄ですね。

株主優待

 100株以上で1000円分のQUOカード(年1回、5月)です。タマホーム同様、QUOカードは使いやすいのでよいですね。

配当利回り

 不動産銘柄の傾向からおよそ2〜3%程度です。

総合利回り

 100株(約10〜20万円)で3〜4%の総合利回りが見込めると思います。

次回の権利付最終日

 2026年5月27日(水)

・ビーウィズ(9216)

 IT企業で2024年に優待開始。無借金の財務で成長性が高く、ポイントは電子マネーに交換できて便利です。

株主優待

 200株以上でプレミアム優待倶楽部の8000ポイント(年1回、5月)。ポイントは商品や電子マネーに交換可能です。200株で約34万円(株価1700円で概算)

配当利回り

 現在、約4.7%と高利回りです。

総合利回り

 200株で約6〜7%の利回り。『ミンカブ』や『Yahoo!ファイナンス』でも高利回りランキング上位です。

次回の権利付最終日

 2026年5月27日(水)

ヤマハ発動機、高千穂交易、CARTA・・・6月の権利付最終日を要チェック

ーー次に、6月の権利確定銘柄についてお聞かせください。

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この記事の著者
ペリカン

専業投資家。高配当株や株主優待株の収集はまさに「オタク」の域。投資歴25年の経験をもとに、2019年からは配当生活を満喫中。若い頃は「早くお金持ちになりたい」と思いながらも、短期売買で成果を上げられず悩む日々が続いていました。しかし、配当金や株主優待という「受け取る喜び」に目覚めてからは投資スタイルを大転換。売却益を追求するよりも、安定した配当収入を重視することで心の余裕が生まれ、資産も着実に増加。現在は「配当金を育てる」という長期的視点で、安定的かつ堅実な資産運用を実践中です。2025年の受取配当金見込みは740万円。著書として『はじめての高配当株』(Standards)。Xフォロワー数は4.1万人(@Pelican_Blog)運営ブログ(https://u-tai.com/)

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