投資を始めてたった2年で資産1億円を突破…人気育ママ投資家ちょる子が語る「年子育児×スキャルピング」の実態

みんかぶマガジンでも高い人気を誇る育ママ個人投資家、ちょる子氏。会社員として、そして二児の母として多忙な日々を送りながら、株式投資で驚異的な成果を上げてきた。資産2億円を達成するまでに至った、独自の投資哲学とは——。
ユニークな投資手法を進化させながら投資の第一線で結果を出し続けているちょる子氏に、波乱万丈の投資遍歴から日々のトレードスタイル、さらには今後の市場展望や子育てと投資の両立術まで、余すところなく語ってもらった。短期連載全4回の第2回。(取材日:4月18日)
目次
いきなり2000万円を「逆張り」で1銘柄に投入
——そのようにして監視していた銘柄に、実際にエントリーされたのはいつ頃ですか?
2019年の1月、アップルショックで市場が大きく売られた時です。監視していた東京エレクトロンの配当利回りが5%になったんです。当時、種銭が2000万円ありましたから、5%なら年間100万円の配当がもらえるじゃないですか。当時の私の年収がインセンティブなしで600万円だったので、「100万円入ってきたらめっちゃいいじゃん!」と思って、全額投入しました。
——2000万円を1銘柄に、しかも逆張りで! 勝負に出ましたね。
はい。父だったらこうするかな、なんて思いながら。その後、株価はそれなりに戻しましたが、米中関係の悪化などでグダグダとした動きが続きました。トランプさんのツイート一つで株価が大きく上下するような状況で、このボラティリティの大きさに「デイトレしてみよう」と思ったんです。
育児休暇を機にデイトレの道へ チャートに張り付く毎日
——ガチホではなく、デイトレですか。
やってみたらできるんじゃないか、と。ちょうど2019年の1月から育児休暇に入っていて、娘が非常によく寝る子だったので、毎日チャートを見続けることができたんです。
——一つの板をずっと見続けるというのは、デイトレの基本ですよね。
そうなんです。当時は参議院選挙も控えていて、自民党が有利だろうから、多少売られても選挙期待で買われるだろう、ギャップダウンしても寄り付きで買えば陽線がつくだろう、くらいの楽観的な気持ちでした。東京エレクトロンは現物で持ちつつ、信用取引でデイトレを始めました。ギャップダウンしたら寄り付きで買い、陽線が立ったら引けで売る、といった具合です。
育児中に資産1億円 転機になったスキャルピング
——いわゆるスキャルピングですね。特定の銘柄を極めた感じですか?