INPEX、トヨタ、ヤマハ発動機…大逆転した逆張り投資家が熱視線を送る「高配当銘柄」公開

本稿で紹介している個別銘柄:INPEX(1605)、オリエンタル白石(1786)、レンゴー(3941)、AGC(5201)、トヨタ自動車(7203)、ヤマハ発動機(7272)、三菱商事(8058)、九州リースサービス(8596)、ヒューリック(3003)、KDDI(9434)
2025年、トランプ関税の再燃や地政学リスクにより、株価の乱高下に投資家たちが戸惑う中、逆張りの視点でチャンスを掴もうと挑む人々がいる。
今回、フィーチャーする「おしん」氏(@oshinchan93)もその1人だ。2020年のコロナショックを機に株式投資を始め、幾多の失敗を乗り越えて独自の投資スタイルを築いてきた。
そんなおしん氏のポートフォリオはどんな銘柄で構成され、どのような戦略で市場を読み解いているのか。連載全3回の第3回は、同氏のポートフォリオと情報収集術、株式相場の見通しについて話を伺った。
(2025年6月13日取材)
目次
長期高配当株8割、短期スイングトレード2割
ーー現在のポートフォリオの構成を教えてください。
私のポートフォリオは、長期高配当株が8割、短期スイングトレードが2割で構成されています。その中でも、特に注目している銘柄を紹介しますね。
INPEX(1605)
国内最大手の石油・天然ガス開発企業。
エネルギー需要は今後も世界的に増え続けると考えています。INPEXは国内のリーダーとして、長期的な契約や国家プロジェクトで確実な利益を生み出しています。その信頼性と、グローバルな事業展開の可能性に惹かれて投資を選びました。
オリエンタル白石(1786)
トンネル、橋梁、基礎工事など特殊土木分野に特化した建設会社。
日本のインフラは更新や補強が急務で、需要が途切れることはないと感じています。オリエンタル白石は高度な技術で特殊土木に特化し、確かな受注基盤を持っています。社会の基盤を支えつつ、安定した成長が見込める企業として投資しました。
レンゴー(3941)
国内最大手の段ボール・紙器製造企業。
サステナビリティが重視される時代だからこそ、環境に配慮した企業に注目しています。レンゴーはリサイクルから生産まで一貫体制を築き、コスト面で優位性があります。日常生活に欠かせない製品の安定供給力に価値を見出し、投資を決めました。