中古マンションの価格交渉で100万円損する人vs.得する人の決定的な差 マンション値引き交渉で爆死する人の典型的なNG行動とは

「今のマンション価格はバブルだ。暴落するまで待つべきだ」――。そんな声に惑わされ、マイホーム購入に踏み切れない会社員は多い。しかし、その「待ち」の姿勢こそが、将来の資産形成を危うくする罠であると、マンションインフルエンサーのおかぴ氏は警鐘を鳴らす。
20年後も価値が落ちない「最強の立地」の見極め方から、限られた予算で優良物件を手に入れる「妥協の技術」、100万円単位で差がつく価格交渉術まで、ここでしか言えないマンション購入戦略を同氏に詳しく語ってもらった。全4回の第4回。
※この記事は、みんかぶプレミアム連載「マンション・住まいで稼ぐ――シン富裕層への黄金ルート」の一部です。
目次
30年後も価値が落ちない物件に共通する、たった1つの法則
長期的な視点に立ったとき、重要になるのが「街ごと買う」という発想です。
マンション単体の魅力だけでなく、そのマンションが位置する「街」全体の将来性を見極める。これが、資産価値を長期的に維持する上で極めて重要です。
そして、その「街づくり」において圧倒的な強みを持つのが、三井不動産や三菱地所、森ビルといった、いわゆる大手デベロッパーです。
本当に価値あるマンションを手に入れる“面で買う”という思考法
彼らは、単にマンションを建てるだけではありません。タワーマンションの下に魅力的な商業施設を誘致したり、広大な公開空地を整備して地域の憩いの場を創出したりと、マンションを含めた「街ごとの一体開発」を得意としています。こうした開発は、街全体の魅力を高め、ひいては分譲するマンションの資産価値をも引き上げてくれます。
購入を検討するエリアに、こうした大手による再開発計画がないか。必ずチェックするようにしてください。マンションを「点」ではなく、街全体の「面」で捉える。その視点を持つことが、将来の資産価値を大きく左右します。
中古マンションの価格交渉で100万円損する人、得する人
さて、一次取得者には中古マンションが合理的という話をしましたが、中古ならではの醍醐味といえば、やはり「価格交渉」です。新築ではほぼ不可能な値引きも、中古なら実現できる可能性があります。ここでは、交渉を成功に導くための、とっておきのコツをお教えします。