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ガンホー、オリコ・・・8月を乗り越える最強銘柄、カリスマ高配当株投資家が全公開

(c) AdobeStock

本稿で紹介している個別銘柄:ゼネテック(4492)、ブリッジインターナショナル(7039)、コンフィデンス・インターワークス(7374)、第一興商(7458)、ヨシックスホールディングス(3221)、コメダホールディングス(3543)、北日本銀行(8551)、沖縄セルラー電話(9436)、ガンホー・オンライン・エンターテイメント(3765)、オリエントコーポレーション(8585)

 7月の参院選で自民党が大敗し、与党が参院でも少数与党となった。米国のトランプ政権と日本は関税で合意したものの、今後のマーケットはなお不透明感が漂う。

どの銘柄を選び、いかに資産を増やすべきか。この夏に苦悩する投資家たちも多いことだろう。株価が乱高下すると、狼狽してしまう人も少なくない。

 今回、クローズアップする「なのなの」氏(@nano_nano2001)は、関税の影響で市場が動揺する中でも冷静に買い時を見極め、資産を増やす。

 では、激しい相場の変動にも慌てず、着実に資産を築くにはどうすればよいのか。なのなの氏にトランプ関税の影響を踏まえつつ、成長性や割安感、株主優待、アクティビストの動向など、多角的な視点から狙い目の銘柄について話を伺った。インタビュー全2回の第2回。

(取材日は7月13日)

目次

高配当かつ成長性を備えた「ゼネテック、ブリッジI、CIW」

ーー前回、銘柄選定の秘訣についてお聞きしましたが、それらを踏まえて、なのなのさんが注目している銘柄について教えてください。

 まず、投資先として魅力的なのは、高配当でありながら増収増益を続ける小型株です。これらは市場の注目が集まりにくい分、割安な価格で購入できる可能性があります。

 下記に、私がいま最も注目してい3銘柄をご紹介します。

 ※取材時点の終値ベース

ゼネテック(4492)

 半導体装置やソフトウェア・ハードウェアの開発を手掛ける企業です。IT市場の拡大を背景に、過去3年間の売上高成長率は約20%と堅調です。

 PER11倍、配当利回り4.3%と、数字からも割安感が際立ちます。最近、中期経営計画の見直しが市場の期待を下回り、株価が大きく売られました。

 ですが、増収増益の基調は揺らいでいません。過度な下落は投資の好機だと考えています。IT需要は今後も拡大しますし、長期投資の候補として魅力的です。

ブリッジインターナショナル(7039)

 電話やメールを活用した営業支援サービスを提供している企業で、PER10倍、配当利回り4.7%と、こちらも割安感があります。

 直近の大幅増配で株価は堅調に推移しています。コロナ禍でリモートニーズが高まった時期にも注目されました。

 大手企業を顧客に抱え、営業アウトソーシングの需要が着実に伸びている点が強みです。事業の安定性と成長性を兼ね備えた銘柄なので、ポートフォリオに組み込んでもいいかと思います。

コンフィデンス・インターワークス(7374)

 ゲームやエンタメ業界向けの人材派遣事業を展開しています。人材不足が課題のこの業界で、業績は右肩上がりです。設備投資が少なく、身軽に事業を拡大できる点が強みです。

 今後ゲーム業界における存在感が高まる可能性もあります。人材需要の高まりを背景に、将来性が期待できる銘柄です。

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この記事の著者
なのなの

投資歴20年以上の兼業投資家。主に日本の高配当株や米国のインデックス投資で、分散投資を実践。関西の大学院を卒業後、プライベートエクイティ投資の会社に9年間勤務し、現在はメーカーで働く。大学1年で投資を始め、最初の6年は損失だったが、高配当株に絞ってからは安定した成果を上げ、2008年以降17年連続で利益を達成。2021年3月に資産1億円を突破し、2025年7月時点で2億1,000万円を保有。著書として『月41万円の“不労所得”をもらう億リーマンが教える「爆配当」株投資』(KADOKAWA)。(@nano_nano2001)

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