再開発に沸く東京23区“最後の穴場エリア”をマンション専門家が暴露「今ならまだ間に合う」相場上昇で普通の会社員にはラストチャンスか

首都圏のマンション価格高騰が止まらない。「今買うのは高値掴みになるのでは」という不安の声も聞かれる中、首都圏マンションに関する情報発信で支持を集めるマンション購入専門家・ストーミオ氏(@stormio_cond)は、「価格下落を待つのは得策ではない」と断言する。
資産価値が落ちない物件選びの3つの軸から、初心者が陥りがちな失敗を防ぐ情報収集術、住み替えを前提とした賢い資産形成のロードマップまで、同氏に詳しく話を伺った。全4回の第4回。
※この記事は、みんかぶプレミアム連載「マンション・住まいで稼ぐ――シン富裕層への黄金ルート」の一部です。
目次
不動産を「現金」に変えた者だけが得られる“本当の自由”とは
そして最後のポイントは、「どこかのタイミングで現金化しておく」ということです。ずっとマンションを持ち続けるのではなく、どこかのタイミングで一度売却して「現金化」することをおすすめします。手元にまとまった現金があれば、次のより良い物件への買い替えの頭金にしたり、マンション以外の投資に回したりと、資産形成の選択肢が大きく広がるからです。x00万円、x,000万円の現金が手元にあるという安心感は、精神的な余裕にも繋がります。
これらのポイントを念頭に、ご自身のライフプランと照らし合わせながら、5年後、10年後、20年後を見据えた長期的なロードマップを描いてみてください。
【世帯年収1,000万円】都心アクセスと価格のバランスを極めたプロのおすすめエリア
最後に、マンション購入のより具体的なイメージを持っていただけるよう、世帯年収別のおすすめエリアを挙げてみたいと思います。
現在の市況では、相場が全体的に上がってきていることを考えると、「年収の7〜8倍」程度の予算が必要だと考えています。これを前提に、私が個人的におすすめするエリアを3つの年収帯に分けてご紹介しましょう。
年収1,000万円の方であれば、予算は7,000万〜8,000万円程度が目安となります。この価格帯で都心へのアクセスと生活利便性を両立できるエリアとして、「川口」と「小岩」がおすすめです。
なぜ〇〇エリアはこんなに便利なのに、まだお手頃なのか?
川口(埼玉県川口市)は、利便性と住環境に優れ、コスパの面からも注目を浴びているエリア。駅周辺にはスーパーが多数あるほか、アリオやララガーデンといった大型商業施設も揃っており、生活利便性は抜群です。京浜東北線で都心へ出やすく、隣の赤羽で乗り換えればほとんどどこへでも簡単にアクセスできます。さらに、将来的には上野東京ラインの停車も決定しており、交通利便性のさらなる向上が見込めます。これは資産性の観点からも大きなプラスです。
小岩(東京都江戸川区)は、東京23区内でも今特にホットな狙い目エリア。JR総武線沿線で、東京駅へのアクセスも良好です。現在、駅前を中心に大規模な再開発が進行中で、タワーマンションが複数建設されるなど、街の将来性が非常に高いエリアとなっています。再開発が完了すれば、街の魅力と資産価値は大きく向上するでしょう。
いずれも新築物件の価格はやや高騰していますが、築10年前後の3LDKであれば、6,000万〜7,000万円台で購入可能な物件も見つかります。