資産価値が落ちにくいマンションの「絶対3条件」を不動産インフルエンサーが暴露 一般人が都心で超優良物件を手に入れるための“勝ち筋”戦略とは

都心マンションの価格は高騰を続け、「普通の会社員にはもう手が届かない」といった悲観論が渦巻いている。だが、本当に諦めるしかないのだろうか。SNSで単身者や一次取得者向けに情報を発信する不動産インフルエンサー・ちょうすけ氏は、「正しい知識と戦略があれば、十分に勝機はある」と断言する。
自身も昨年都心1LDKを購入し、わずか1年で約1,300万円の含み益を出しているという同氏に、その戦略の全貌を解き明かしてもらった。全4回の第3回。みんかぶプレミアム特集「マンションはまだ稼げるか」第6回。
目次
単身者が都心で資産価値の高い物件を手に入れる「勝ち筋」戦略
では、実際にどのような戦略でマンションを購入すればよいのでしょうか。ここでは、特に単身者や初めてマンションを買う方々を念頭に置いた、具体的な戦略を解説します。
まず、心構えとしてお伝えしたいのは、「ペアローンじゃないと買えない」と諦める必要はない、ということです。もちろん、ペアローンは強力な武器ですが、それがすべてではありません。
日本の未婚化は進み、単身世帯は今後も増え続けます。そして、都心への人口流入も続いています。この2つのマクロトレンドを掛け合わせれば、「都心の単身者向け住居(1LDKなど)の需要は、今後も底堅く推移する」という結論が導き出せます。
ですから、独身の方でも、一定の年収があればシングルローンで十分に戦えます。無理にペアローンありきで婚活をする必要はありません(結果的にご縁があれば、それは素晴らしいことですが)。資産形成は、あくまで人生を豊かにするための手段です。シングルローンで良質な1LDKを買い、豊かなシングルライフを送るという選択は、非常に賢明だと僕は考えています。
資産価値が落ちにくいマンションの「絶対3条件」とは
単身者向けの1LDKを購入する場合、もっとも重要な要素は、何をおいても「立地」です。間取りや広さ、設備など、他に妥協できるポイントはあっても、立地だけは妥協してはいけません。
僕が考える「外さない立地」の条件は、「駅徒歩」「アクセス」「乗車時間」の3要素に集約できます。
まずは駅徒歩。これは5分以内を死守すべきだというのが僕の持論です。どんなに物件が良くても、7分が限界だと考えてください。
次にアクセス。大手町・東京・日本橋のいずれかの駅に、乗り換えなしの1本で行けること。これは必須条件としてクリアしたいところです。
そして乗車時間。最寄り駅から上記の主要駅まで、電車に乗っている時間は15分以内に収めたいところです。
“未来の買い手”から逆算する「売却リスクゼロ戦略」の全貌
なぜ、ここまで立地にこだわるのか。それは、あなたの物件を将来買ってくれる「次の買い手」の顔が明確になるからです。