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日経株価最高値でどうする?億超え投資家が教える「損切りと利食いの条件」

kenmo
(c) AdobeStock

 サラリーマン時代に貯めた300万円から億を超える資産を築いたkenmo(@kenmokenmo)さん。

 初の著書『5年で1億貯める株式投資 給料に手をつけず爆速でお金を増やす4つの投資法』(ダイヤモンド社)が絶好調で17万部を売り上げたという。

 そんなkenmoさんにインフレ時代の戦い方などについて語ってもらいました。インタビュー全3回の第2回。

目次

デフレ時代との違いは?インフレ時代の戦い方

ーー長いデフレ時代が終わり、「インフレ下で戦うのは初めて」という投資家は少なくありません。その点をどのように捉えていらっしゃいますか?

 昔は、暴落が来ると一度すべて株を売ってキャッシュに戻す、ということをやっていましたが、インフレ時代の今、すべてを現金化することは無くなりました。暴落が来て一時的に2割くらいをキャッシュにすることはあるかもしれませんが、8割は株を保有したままにするでしょう。

 トランプ関税ショック(今年4月)や、植田ショック(昨年8月)、さらにコロナショック(2020年)の暴落はいずれも短期的でした。インフレが進む中では株は「基本的に上に行こうとするもの」と考えているので、短期的な暴落の時に現金化してしまうと、その後の上昇に置いていかれるリスクの方が圧倒的に怖いと考えています。“すべてをキャッシュにする”という行動は“デフレ脳”から抜け出せていない姿勢に近く、インフレ時代ではむしろリスクが大きいと思いマインドを大きく変えました。

 一方で、暴落時には自信のない銘柄を売って自信のある銘柄に入れ替えるという対応は今後も継続すると思います。

ボラティリティに耐えることが大事

 先日とある勉強会で話を聞いたところ、「頻繁に売買することなく、買ってからずっと持っていただけの株が5倍・10倍になった」という投資家が非常に多くいました。やはり今はそういう時代で、下手に売買を繰り返すより、長く持ってボラティリティに耐えることが大事だと感じています。

 とはいえ、世の中全体として不確実性は一段と増してきています。だからこそ、短期的な暴落や急落が来たときに「どう振る舞うか」で、パフォーマンスに差が出ます。そこは一人ひとりが自分に合った考え方を身につけておかないといけないと思います。

ーー米国株についてはどう見ていますか?

 インデックスで米国株を持っていますが、米国の個別株には手を出していません。米国株を否定するつもりは全くなく、あくまで僕の場合は日本株の方が資産を増やせる期待値が高いので日本株をやっています。なので米国株についてはあまりコメントできる立場にありません。

日経平均株価はどこまで上昇する?

ーー今年8月は日経平均株価が最高値を更新し、この後どこまで上昇するのか。多くの投資家が気にしていると思いますが、kenmoさんの見方はいかがでしょうか。

 将来的には日経平均株価は10万円を突破すると考えています。「いつ」突破するかを予想するのは難しいですが、早ければ2030年、遅くとも2035年には超えると思います。

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この記事の著者
kenmo

サラリーマンの傍ら、2012年から300万円で株式投資を開始。5年で1億円を達成し、現在は3億円超を運用する。主に1年で2倍を狙えるような日本の中小型株を得意としている。2018年より湘南投資勉強会を主催し、IR説明会も多数実施。個人投資家の側に立った、企業を鋭く掘り下げる質問にも定評がある。著書「5年で1億貯める株式投資」は17万部突破のベストセラーに。

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