ビストラ、セントラス・エナジー・・・資産2億円を達成した投資家が注目する日米の厳選銘柄を公開

本稿で紹介している個別銘柄:エヌビディア(NVDA)、ビストラ(VST)、セントラス・エナジー(LEU)、令和アカウンティング・ホールディングス(296A)、dely(299A)、IBJ(6071)
30年を超える投資経験を持ち優良株への投資で資産2億円を達成した専業投資家の「まえだ サラリーマン投資家の味方」(@okanehataraku)氏。今後の相場の見通しに加え、注目する日米の5銘柄をうかがった。
テーマは「米国×AI×X」になると言う。また、投資で成功するためのメンターの必要性やメンターの見つけ方についても率直に聞いた。(インタビュー実施日:9月3日)
みんかぶプレミアム特集「株価最高値 日本株と米国株どっちが良い?」第2回。
目次
日本の相場は一気に下落する可能性も
ーー2025年も9月に入り残り後半戦を迎えていますが、今後の相場をどのように見ているか教えてください。
米国と日本の2つの観点でお話させてください。米国の観点では、トランプ関税の行方が鍵を握る状態です。トランプ関税の影響で景気は落ち込むのか、それとも現状維持が続くのか、いずれになるかで今後の見方が変わると思います。
日本については、私は日経平均のPERに注目しているのですが、通常は14~16倍で推移します。しかし現在は17倍に位置しており、過熱状態と判断しています。このため、今後は調整が入るのではないでしょうか。緩やかに下落が進むと思いますが、何かの切っ掛けで一気に下落する可能性もあります。年内は8月の43,876円がピークとなるのではないでしょうか。
今後の投資テーマとしてAIは外せない
ーー注目している投資テーマやセクターはありますか?
「米国株×AI×X」です。XというのはAIと何かの掛け合わせ、という意味です。例えば、近年大きく株価が伸びた半導体の場合、実は水もテーマです。半導体を製造するには大量のキレイな水が欠かせません。そのため、半導体×水となります。今後の投資テーマとしてAIは外せませんし、AIは米国が先行しているので、米国株×AI×Xです。
ーーXの部分は何を想定されますか?
一番注目しているのは電力や原子力です。AIを動かすには電力が欠かせません。またAIとデータセンターは切っても切れない関係なので、データセンターも該当しますね。データセンターの隣接地に原発が設置される可能性もあります。その考えでAI×Xの部分を見ています。
注目する日米の注目銘柄5選
ーーまえださんが注目する銘柄を教えてください。
まずは米国×AI×Xからお話します。1銘柄目はエヌビディア(NVDA)です。言わずと知れた、米国×AI×半導体の銘柄です。米国×AI×半導体の本命銘柄かつ優良銘柄であり、急落する機会があれば買いたい銘柄です。
2銘柄目は、米国株×AI×電力、の銘柄でビストラ(VST)で、米国で電力事業を手掛ける企業です。同社は発電も送電も手掛ける日本の電力会社のような存在です。発電施設は天然ガス・原子力・石炭・太陽光など、様々な施設を運営しています。今後AIによる電力需要の拡大とともに業績拡大が期待できます。