資産2億円超のFIRE投資家が教える「不確実な時代」を乗り切る戦い方と厳選銘柄を公開

本稿で紹介している個別銘柄:エヌビディア(NVDA)、クラウドストライク(CRWD)、パランティア(PLTR)、オラクル(ORCL)、GEベルノバ(GEV)
SNSで「普通の会社員が資産1億円を作るノウハウ」を発信しているここ屋@米国株投資家(@RamTky)さん。米国株投資で2.2億円の資産を築き、夢であったFIREを果たしました。
ここ屋氏がいま注目している銘柄は何なのか。今回はその中でも特別に注目している厳選5銘柄を教えていただきました。インタビュー連載全3回の最終回。
目次
トランプ関税、政局不安定・・・マーケットはどうなる?
ーートランプ関税や政局変動など不確実性が高まる中、投資家としての基本姿勢をどう保っていますか?
株式投資において不確実性とは常に背中合わせだと考えています。特に不確実性が高いと市場が判断している時は、相場は下げることが多いのは事実ですが、その不確実性が晴れるに従って株価は回復していきます。大切なのは自分の信念に従って狼狽しないことです。
ーー相場の変動要因を「予想」ではなく「事後確認」で捉えるとおっしゃっていますが、具体的にどう実践されていますか?
個人投資家がいくら相場を予想しても、残念ながらハズレることの方が多いと考えています。もしも、予想が当たったとしても再現性が高いとは言えません。投資パフォーマンスを高めるためには予想の確率を上げるよりも、いかに相場の波に長く乗ることの方が大切だと考えています。トレンドを掴むためには長期のトレンドラインやテクニカル指標などを参考にすることもあります。
ーー今の環境で特に意識しているリスク管理のポイントは?
米国市場は2022年末から上昇トレンドにあります。特に2023年、2024年のS&P500は二桁上昇が続き、今年に入っても未だにそのトレンドが崩れることはありません。ただ、このトレンドがいつまでも続くとは思っていませんので、いつか訪れる下落局面でどのような投資スタンスで望むのかを検討しています。
ーー配当株投資と成長株投資はどちらがおすすめですか?
私の投資スタイルは成長株投資ですが、配当株投資家の心理も理解できなくはありません。配当株投資は上げ相場ではその恩恵は大きなものではありませんが、いつか来るであろう調整局面でも、心穏やかに投資を続けることができるでしょう。どちらが良いというものでもありませんが、自分に合った投資法を選ぶことが重要だと考えています。
ーー短期的な値動きに一喜一憂せず、淡々と投資を続けるコツは?
一般的に、投資初心者は短期的な値動きに一喜一憂してしまう傾向にあります。ある程度の投資経験を積むことにより、短期的なパフォーマンスが気にならなくなると思います。それまではハイリスクな投資を避け、少額で積立投資をすることをおすすめします。その後は、自身のリスク許容度と的確に図ることができれば、短期的な値動きには同時なくなると思います。