空売りで大失敗6年連続赤字・・・カリスマ高配当投資家が大逆転を果たしたマイルール

本稿で紹介している個別銘柄:アールビバン(7523)、ユタカ技研(7229)、三菱食品(7451)、丸山製作所(6316)
2025年の日本株市場では、日経平均が史上最高値を更新する一方、トランプ関税の長期化や円高圧力で揺らぎやすい展開が続く。
FRBの利下げ観測が後退する中で、市場のボラティリティが高まるため、個人投資家は明確なルールを設け、感情に左右されない投資を心がけることが重要となる。
そんな環境下で、長期的に安定したリターンを目指せる投資戦略とは。今回は、ブログ『なのなののの高配当株 投資メモ』を運営する「なのなの」氏(Xアカウント:@nano_nano2001)に2025年の投資ルールや、成功・失敗の体験談について話を伺った。インタビュー全3回の第1回。
目次
配当利回りと割安度が株選びの基準
ーーまず、なのなのさんの投資のマイルールについてお伺いします。
以下の3つに該当する銘柄を中心に選んでいます。
・配当利回りが4%以上
・PERが18倍以下
・売上高と利益が順調に伸びている
これは、株の売買を衝動的に行わないためのルールです。例えば、配当利回り4%以上の基準は、安定した収入を確保し、複利を最大限に活かすための工夫です。
売上高と利益が右肩上がりであることは、企業の成長を確認でき、株価がいつまでも割安のままになるリスクを減らします。PER18倍以下は、高値づかみを避け、割安なタイミングで買う目安として役立ちます。
最近では、受注残(※)が拡大している銘柄を、業種問わず探したりもしています。
※注文の積み残し
ーーシンプルなマイルールですが、その理由とは。
シンプルにすることで、再現性の高い投資ができるようになるからです。2025年も株価の変動が激しいため、このマイルールを守ることでリスクを管理しています、
また、2025年は日経平均株価が4万7000円あたりで推移すると予想しています。為替は、今後円高(※)となり輸出関連株が厳しくなる可能性もあるかと考えています。
※ドル円140円台くらいを想定
そのほかマイルールの詳細については、以前の取材記事でも回答していますので、ぜひご覧ください。