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10年後も価値が落ちないマンション物件の意外な共通点を人気投資家が激白「駅徒歩10分超え=資産価値が低い」は時代遅れなのか

 高騰を続ける都心マンション価格を前にして、なかなか購入に踏み切れずにいる人も多いだろう。しかしXで人気を博すマンション投資家のパンダ不動産氏(@timeisresidence)は、「待つ」ことこそが最大のリスクだと断言する。

 インフレ時代においてはマンションを「買わない」ほうが資産防衛の観点からもリスクが高いと喝破する同氏に、資産価値が落ちにくい物件を見抜く「3つの黄金法則」や、住宅ローンのメリットを最大限活用した購入戦略、さらには世帯年収別に今狙うべき具体的なエリアとマンションの実名などを詳しく語っていただいた。全4回の第2回。

※この記事は、みんかぶプレミアム連載「マンション・住まいで稼ぐ――シン富裕層への黄金ルート」の一部です。

目次

「駅徒歩10分超え=資産価値が低い」は時代遅れなのか

「駅徒歩5分以内が絶対条件」といった話をよく耳にしますが、私は駅からの徒歩距離よりも、「都心距離」のほうを優先すべきだと考えています。

 例えば、近年話題の晴海フラッグや豊海タワー、港区の芝浦・港南といったエリアのタワーマンション群は、最寄り駅から徒歩10分以上かかる物件も少なくありません。しかし、それでも高い人気と資産価値を維持しているのは、都心への絶対的な近さがあるからです。バス便が充実していたり、将来的に交通インフラが整備される期待感があったりすれば、駅距離のハンデは十分にカバーできます。

未来の資産価値を先取りするプロの“エリア選定術”

 また、「再開発エリア」も非常に重要なキーワードです。街が大きく生まれ変わるエリアは、将来性が高く、資産価値の上昇が期待できます。例えば品川~高輪ゲートウェイ~田町~浜松町にかけての広域品川圏の再開発など、大規模なプロジェクトが進行中のエリアに隣接する物件は、その恩恵を直接受けることができます。

「駅力・エリア力」を評価する際は、「駅から何分か」というミクロな視点だけでなく、「都心からどれだけ近いか」「そのエリアに将来性はあるか」というマクロな視点を忘れないでください。

10年後も価値が落ちない物件の意外な共通点

 資産価値が落ちにくい物件を見極めるための2つ目の鉄則は、「大規模かどうか」。マンション選びにおいて、「規模は正義」です。総戸数が数百戸、時には千戸を超えるような大規模マンションは、小規模マンションにはない数多くのメリットがあります。

 まず、「ランドマーク性」と「注目度の高さ」です。エリアを象徴するような大規模マンションは、それだけで知名度が高まり、多くの人の憧れの対象となります。これは、売却時に「指名買い」が入りやすい、つまり買い手が見つかりやすいという大きなアドバンテージにつながります。

 次に、「共用部の豪華さ」です。キッズルームやゲストルーム、フィットネスジム、スカイラウンジ、コンシェルジュサービスなど、大規模マンションならではの充実した共用施設は、日々の生活の質を高めるだけでなく、物件の付加価値そのものを高めてくれます。これらは、戸数の少ないマンションでは到底実現不可能なスケールメリットです。

資産価値が“安定”するマンションは何が違うのか

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この記事の著者
パンダ不動産

1棟アパート×タワマンのハイブリッド投資家。東京23区に特化し、都心3区、城東、城西、城南、城北に複数の一棟アパート、タワマン、戸建てを保有。2021年より不動産投資開始。マンションや一棟アパート、融資、街づくりなど不動産の気になるネタをX(@timeisresidence)で発信中。不動産会社出身の30代会社員。

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