世帯年収別「今、買うべきマンション」を“実名”で全公開 人気マンション投資家が厳選する穴場エリア&マンションはズバリこれだ

高騰を続ける都心マンション価格を前にして、なかなか購入に踏み切れずにいる人も多いだろう。しかしXで人気を博すマンション投資家のパンダ不動産氏(@timeisresidence)は、「待つ」ことこそが最大のリスクだと断言する。
インフレ時代においてはマンションを「買わない」ほうが資産防衛の観点からもリスクが高いと喝破する同氏に、資産価値が落ちにくい物件を見抜く「3つの黄金法則」や、住宅ローンのメリットを最大限活用した購入戦略、さらには世帯年収別に今狙うべき具体的なエリアとマンションの実名などを詳しく語っていただいた。全4回の第4回。
※この記事は、みんかぶプレミアム連載「マンション・住まいで稼ぐ――シン富裕層への黄金ルート」の一部です。
目次
世帯年収別「今、買うべきマンション」を“実名”で全公開
それでは最後に、これまでお話ししてきた戦略を踏まえ、世帯年収別に具体的なおすすめエリアとマンション名を挙げていきます。
ここでは、借入額を「世帯年収の8倍」と仮定し、また、広さに固執しすぎず「60㎡台の2LDK」なども積極的に視野に入れるという前提でお話しします。都心に近く、資産性の高いマンションを手に入れるためには、広さの優先順位を少し下げ、柔軟に考えることも時には重要だからです。
【世帯年収500万円】この予算でも“日本橋直通”が叶う穴場エリア
まずは、世帯年収500万円、物件価格でおよそ4,000万円のケースから見ていきましょう。前提として、この価格帯で23区内に新築・築浅の3LDKを求めるのは、正直なところ非常に厳しくなっています。神奈川・千葉・埼玉の周辺3県の方が良いケースも多いです。もし23区にこだわるのであれば、選択肢は葛飾区や足立区に限定されるでしょう。
ここでは大きな値上がりよりも、実需目線での「底堅さ」が重要になります。都心へのアクセスが良い路線を選ぶのがポイントです。例えば、京成押上線の青砥駅や京成立石駅などは、日本橋まで乗り換えなしで行ける利便性がありながら、まだ手が届く物件が見つかる可能性があります。
【世帯年収700万円】“最も賢く”都心アクセスを手に入れるための裏ワザ
次に、世帯年収700万円、物件価格でおよそ5,600万円のケースです。予算が5,000万円台になると、選択肢はぐっと広がります。ブランドや築年数にこだわらなければ、大田区、中野区、板橋区、練馬区といったエリアも視野に入ってくるでしょう。
ここでも、都心へのアクセスが良いエリアを狙うのが定石です。たとえば、常磐線の金町駅。駅前に大規模商業施設もでき、街の魅力が向上しています。
総武線の東側も狙い目です。平井駅、新小岩駅、小岩駅などであれば、ブランドマンションは難しいですが、駅から少し歩く板状マンションなどは選択肢に入ります。そのほか、大手町直通の利便性が魅力的な千代田線の町屋駅、北綾瀬駅エリアなどもおすすめです。