秋以降の相場はどうなる?資産数千万円を築いた兼業投資家が注目する銘柄公開

本稿で紹介している個別銘柄:東京海上HD(8766)、KDDI(9433)、積水化学工業(4204)、サンリオ(8136)、アシックス(7936)、KLab(3656)
10月27日に日経平均株価が史上初めて5万円の大台を突破し、「高市トレード」に沸くマーケットはこれからどうなっていくのか。
兼業投資家ながら株式投資で数千万円の資産を築くに至ったシバウラ@株11年目(@shibaura_kabu)さんに、2025年後半の株式市場の見方・AI銘柄の見方をうかがった。
注目している銘柄とともに、「ラク」をすると負ける株式市場において、勝つための投資家に対するアドバイスを聞いた。
目次
相場はいったん下落する可能性はあるが暴落に至らない
ーー2025年も残り約3ヵ月ですが、今後の相場をどのように見ているか教えてください。
日経平均が9月に45,000円を超えるなど、足元で株価は上がり過ぎと感じています。いったん下落するのではないでしょうか?しかし年末に向けて例年上昇しやすいので、下落した後は年末に向けて上昇するイメージを持っています。なお、下落しても暴落するイメージは持っていません。ただし、日経平均は半導体銘柄に引っ張られて上昇しているので、半導体銘柄やAI銘柄の行方次第の面があります。
ーー足元の相場を牽引するのはAIセクターですが、AIセクターについてどのようにご覧になっていますか?
AI関連で日本市場は半導体銘柄が買われていますが、実は日本市場にはAIの王道的な銘柄がありません。AIセクターに投資するなら、ビックテックを中心とする米国株と考えています。Nvidiaなど米国のAI銘柄は既にかなり上昇していますが、まだ上昇余地は残されていると思います。投資家によるAIセクターへの注目は続いており、AI銘柄なら上昇中の米国のAI関連株を買うのがよいのではないでしょうか。
シバウラさんが注目する銘柄5選
ーーシバウラさんが注目する銘柄を教えてください。
高配当関連で3銘柄、スイングで2銘柄取り上げます。
まず、高配当銘柄としては、東京海上HD(8766)とKDDI(9433)です。どちらも少し前までは配当利回りが3%を切っていましたが、株価が少し下がっており狙い目と思います。東京海上は連続増配が4年ですが、過去10年で増配回数は9回、減配回数は1回とほとんど増配傾向にあり、また足元10年の増配率は5.3倍と超優秀です。KDDIは連続増配が23年と増配銘柄としては王道の銘柄で、ここ10年の増配率は2.6倍と安定して増配しています。どちらも長期的に保有できる、優秀な高配当銘柄です。