元祖退職代行「EXIT」創業者が“儲かるスモールビジネスの作り方”を独占告白 意識高い系セミナーでは絶対聞けない実践的な稼ぎ方の極意とは

スキルもコネもないごく普通の会社員でも、副業スモールビジネスで「月収100万円」を稼ぐことは十分可能だ――。そう話すのは、元祖退職代行サービス「EXIT」の創業者、おかざき氏(@okazakithe)である。身一つで事業を立ち上げ、巨大な産業を生み出した同氏だからこそ語れる「スモールビジネス成功の奥義」とは。
「半径5m以内のリアルな課題」から事業の種を見つける方法から、完璧主義を捨てて最小コストでマネタイズを実現する実践論、そして副業で月収100万円を目指すための具体的なロードマップまで、同氏にたっぷりと教えていただいた。全4回の第1回。
※この記事は、みんかぶプレミアム連載「副業・スモビジで億り人に――令和の“稼ぎ方”新常識」の一部です。
目次
元祖退職代行「EXIT」創業者が語る“スモールビジネス錬金術”
元祖退職代行「EXIT」を創業したおかざきです。
これまでにEXITをはじめ、寝坊すると課金される目覚ましアプリ「メザミー」や、「レンタル怖い人」などいろいろな事業を立ち上げてきました。そうしたこともあって、最近、自分でビジネスをやりたい人やスモールビジネスに興味のある人などから、「どうすれば儲かる事業アイデアを思いつきますか?」「初心者が月収100万円稼ぐにはどうすればいいですか?」といった質問をもらうことがあります。
この記事を読んでいるということは、皆さんもきっと同じような疑問だったり、「副業やスモビジを始めたいけど自分にもできるんだろうか」という不安だったりを抱えているんじゃないでしょうか。
意識高い系セミナーでは絶対聞けない“現実的な稼ぎ方”とは
先に言っておくと、俺は別に自分が「成功者」だなんてこれっぽっちも思っていません。世の中にはもっとすごい経営者がゴマンといるし、俺がやってきたことなんて、彼らに比べれば砂粒みたいなもんです。だから、「こうすれば絶対に成功する」なんていうキラキラした必勝法を語るつもりはありません。そういうのは、もっと立派な人の話を聞いてください。
ただ、これまでいくつかの事業を立ち上げ、世間から注目されたり、時にはボロクソに批判されたりする中で、自分なりに学んできたことや、肌で感じてきた現実みたいなものはあります。
この連載記事は、いわゆる「意識高い系」の成功法則セミナーではありません。むしろ、泥臭くて、回り道だらけで、決してスマートじゃない、俺なりの「サバイバル術」です。もしあなたが、自分には特別な才能も、潤沢な資金も、輝かしい人脈もない、ごく普通の人間だと思っているなら……きっと、少しは俺の話が役に立つはずです。
「立派な志」より「なんとなく」で動く人間が稼げる理由
俺の経歴を話すと、大抵ちょっと変な顔をされます。「なんでそうなったの?」って。まあ、無理もないでしょう。
開成高校を出て、なぜかアメリカに留学。しかも中退して帰国して、肉体労働の現場仕事に従事。そのあと、眠らない街・歌舞伎町で黒服になりました。
「チャレンジ精神が旺盛ですね」なんて言われることもありますが、自分ではそんな大層なことをしているつもりは、過去にも今にも、一切ないんです。
開成からアメリカに行ったのだって、別に「グローバルな視野を身につけて、世界を舞台に活躍したい」なんていう立派な志があったわけじゃない。本当に、「なんとなく面白そうだから」くらいの理由です。
月収100万円への最短ルートは「東大」じゃない
開成って、まあご存知の通り、周りは東大に行くのが当たり前、みたいな空気なんです。でも、俺は高校に入ってから全然勉強してこなかった。もちろん、やればできたとは思うけど、そこまでして「東大」というブランドを手に入れたい、という気合が入らなかったんですよね。
周りが必死に過去問を解いているのを横目で見ながら、「みんなと同じレールに乗るのは、なんか面白くないな」と漠然と感じていた。そんなときに、アメリカの大学っていう選択肢が目に入って、「こっちのほうがなんか面白そうじゃん」と。ただそれだけ。深い哲学なんて、そこにはありません。留学先でボクシングに打ち込んだのも、別に自分を鍛えたいとかそういう崇高な理念があったわけではありませんでした。
“不純な動機”こそ最強のビジネスアイデアになる
結局、その大学も中退して日本に帰ってくるわけですが、歌舞伎町で黒服を始めたのだって、高尚な理由なんてこれっぽっちもありません。アメリカから帰ってきて最初にやっていた現場仕事は、朝起きるのがとにかく辛かったんです。だから、「朝起きなくていい仕事がいいな」と思って、夜の世界を選んだ。ただそれだけです。
歌舞伎町での仕事に限界を感じて起業したのか、と聞かれることもありますが、別にそういうわけでもないんです。ただ、漠然と「いつか自分で何かやりたいな」とは思っていました。それがたまたま、退職代行サービス「EXIT」という形になった。
「EXIT」創業者がたどり着いた“超シンプル”な稼ぎ方
その後も、寝坊したら課金されるアプリ「メザミー」を作ったり、最近では「レンタル怖い人」なんていうサービスを始めて、世間を騒がせた挙句、早々に閉じることになったり。
傍から見たら、めちゃくちゃで、一貫性のないキャリアかもしれません。でも、俺の中では一本の線で繋がっています。
ただ、面白そうだからやってみる。やりたくないことは、やらない。
本当に、これだけ。単純だと言われればそれまでだけど、何かを始めるのに、立派な動機や才能なんて必要ない、ということは伝えたい。だから、もしあなたがこの連載記事に「楽して儲かる魔法の呪文」を期待しているなら、残念ながらお門違いかもしれません。でも、「一歩踏み出すための、ちょっとした勇気やヒント」が欲しいと思っているなら、きっと何か持って帰ってもらえるはずです。
スモールビジネスで圧勝できる“半径5m以内”の金脈発掘法
時々、「事業経営で成功するためのコツは何ですか?」みたいな質問をもらいます。さっきも言った通り、俺は成功者じゃないんで偉そうなことは言えませんが、これまでの経験から一つだけ、確信を持って言えることがあります。